Scrapboxが勉強に向いてる理由
エピソード
税金のことなんか出来るだけ考えたくなかったけど、Scrapboxでまとめ始めると妙に楽しくなってきた
3時間夢中で税のことを調べて気づいたら25ページほどのScrapboxプロジェクトができた
それと同時に暮らす上での税についての基礎的な知識はだいたい身についたという実感が得られた
ということがあり、知的興奮に駆られて猛烈に調べてまとめている間にだいたい理解できるという理想的な学習体験ができた
なぜそういうことが起きたかを分解してみる
勉強の道具としてのScrapboxの利点
関係性がリンクで整理され、自然な形で見直せる
何かを理解する上で大事なのは物事の関係性が整理されること
言葉の羅列を暗記しても理解できたとはいえない
概念は接続されて初めて実用的になる
多くの概念間の接続が強固であるほど理解できたと言えそう
細かい数字を覚えていることより重要なのは、必要な知識が必要な時に自然に取り出せるように整理されてスタンバイしていること
Scrapboxはリンクしたページとされたページが一覧される
リンクで参照したら、参照されたページでもそのことがわかる
自動的に整理されて知識がスタンバイしている状態
自分が「知らない」ことが可視化される無知の知システム 普通のノートには自分の「知ってる」ことがまとめられている
Scrapboxにはそれに加えて自分がまだ「知らない」ことがまとめてある
とりあえず必要そうな用語をリンク付けしながら調べたことを書いていく
Wikiだから、まだリンク先がなくてもリンクできる
リンクが切れてると文字が赤くなる
ページの中で自分がまだ説明できない概念がそれとわかる形で示される
これは革命的にすごいことだと思う
人間は欠けてるものを見ると埋めたくなる
知ることへのモチベーションが常に供給され続ける仕組み
知識が曖昧な状態から連続的に再構築され、正確になっていく
言葉をまとめることはただの記録ではなく、自分で自分に対して説明し続ける行為
最初はふわっとした自分の理解をふわっとしたまま殴り書けば良い
https://gyazo.com/982904b14a705d96c54fc0fbd1742129
概念についての新しい情報が入ってくるたびに、知識の整合性を合わせるためにページの構成やインデントを自然に整理し続けることになる
それがやりやすいように作られてる
無知の知に従ってわかってないことを一つ一つ調べてページを再構成していくうちに、知識の網羅性や精度が上がっていき、わかりが得られる https://gyazo.com/dc6d1d36beb42ed76eefde8774d39233
リンクによるネットワーク構造は人間の脳の中の知識のあり方に多分近い構造