2024-05-14
日記
13時起床。13時間も寝てしまったので気分が沈んでいた。昼食後、出口顯『声と文字の人類学』を読む。文字は視覚の経験であるだけでなく、触覚の経験でもあったのかと思った。本棚を作るときに木肌に線を引く(傷をつける)ことは、筆記体でドイツ語を書くことに似ている。それから、皮膚にタトゥーを彫ること。考古学者は土器の破片を手で触れた感触で覚え、繋ぎ合わせるべき別の破片を見つけるらしい。文字、線、土器の輪郭や文様……触覚的な、センシュアルなもの。付箋を買いに出かけて、帰ってきて、「洞/胴を反響する」という小論に書くことを箇条書きにした。アーユルヴェーダやインド占星術についてまとめるサイト「/ENBYVEDA」を作った。夕食、うつくしい生き物と買い出し。大きなトノサマガエルがいた。その後、親と電話。生駒に住んでいるとは思っていなかったようで、諸々の経緯や体調などを話した。大学に行くと調子が悪くなって途中でいつも下宿に逃げ帰ること、解離の症状があることなど。大畑凛『闘争のインターセクショナリティ――森崎和江と戦後思想史』を通販で注文した。明日は大学で資料収集。交代のために呼び出されたみーちゃんが「waschenとduschenの違いを勉強した」と言っていた。
読書
出口顯『声と文字の人類学』~p.91
#残像日報