【雑記】シニアのデジタルデイバド問題 2022/6/9
長文ですが…シニアのデジタルデイバド問題です。
スマホ・パソコンを使いこなせない高齢者をどうやって地域でサポートしようか問題。
自治体や企業などでスマホ・パソコン教室を開いたり、先生やサポーターを養成したり、相談窓口をつくったり、全国で様々な取り組みが行われています。
総務省の「デジタル活用支援員推進事業」にもそれなりの予算がついています。
各地で先生やサポーターが誕生したり、窓口ができたりして『いわゆるデジタルデバイド』が解消されるのは良いことだけど、予算が無くても出来ることがあるんじゃない?(予算が無くなったらどうなるの?)と常々感じていました。
そんなとき、知人のシニア男性から「講座みたいに構えた感じじゃなくて、シニアが集まって教えたり教えられたりする気軽な場がつくれないかな?」と声をかけられました。
「それはいいな」と思っていたところ、井上さんから「去年から動画編集にはまってるけど、ひとりでやるのはつまらないし、みんなでちょっと勉強しようよみたいな場がつくれないかな?」と相談がありました。
というわけで。
実験的に「動画をちょっとやってみよう」の集まりをやってみました。
初対面の3名でどうなるのか見守っていましたが、いつの間にかワイワイと盛り上がっていました。
終了後はお茶を飲みながら、SNSへの不安を相談したり、便利なツールを紹介しあったり。
そうそう、こんな“ちょっとした場”があればいい。
家族に何回も聞くと嫌がられるし、通信会社のスマホ教室に通うのは面倒だし、なにか契約させられそうだし、民間の教室は高いし、公民館の教室は人気が高いし…など意見は色々。
生活に必要な行政手続きやラインのやりかた、経験者からちょっと聞ける「場」さえあれば、多くの困りごとは解消されるはず。
ある公民館から「スマホを地元の高校生が高齢者に教えるという企画をつくったんですけど、高校生が確保できなくて実施できない」と相談を受けたことがあります。
多世代要素がプラスされれば理想だけれど、だから実施できないなんて本末転倒です。
BABAlabさいたま工房やシニアユニバーシティでも、休憩時間にちょっとしたスマホ利用の教えあいがよくあります。
各地の楽しそうな事例をもっと知りたい!
“ちょっとした場” 試していきます。