SRP
SRPとは
Stream Reservation Protocol の略
例えば、カメラ(talker)と Display(listener) のストリームに必要な帯域を事前に予約しておくことで、優先的に通信が確保される。Ethernet switch に接続されたその他のデバイス間の通信量が増大しても、通信混雑によるパケット落ちや遅延は発生しない。 Ethernet AVB で必要とされるプロトコルの一つ。他には、gPTP, AVTP, FQTSS, AVDECC等がある。 応用例
車載アプリケーションにおいては、Parking Assisist System(バックカメラやサラウンドビュー)やInfortaiment, ADAS(advanced driver assistance system)といったリアルタイム性を必要とするアプリケーションでの使用が期待されている。 例えば、バックカメラの映像をナビの画面に表示させるアプリでは、他のデバイスの通信状況によって、バックカメラの映像が乱れたり、映像に遅延が生じると、ドライバーを混乱させ重大な事故につながる。SRPの技術を導入すれば、帯域の確保が保障されるため、このような問題は発生しない。
特徴
Stream にVLAN IDを設定する
Ethernet switch のportに通過させるVLAN ID を設定する。
利用するプロトコル
MSRP(Multiple Stream Registration Protocol)
Domain, Talker, Listener 情報の伝搬
EtherType : 0x22EA
MVRP(Multiple VLAN Registration Protocol)
ストリームが流れるポートに、そのストリームのVLAN 情報を登録する
EtherType : 0x88F5
MMRP(Multiple MAC Registretion Protocol)
Talker prunning に使用
EtherType : 0x88F6
どのようにstreamを予約するのか?
おおまかな流れ
AVB domain をつくる
Talker がstream 情報をadvertize する
Listener がstream をregister する