末那識
その下に末那識(まなしき)と呼ばれる潜在意識が想定されており、寝てもさめても自分に執着し続ける心であるといわれる。熟睡中は意識の作用は停止するが、その間も末那識は活動し、自己に執着するという。 そして、第7段が「末那識」(まなしき)です。
「末那識」(サンスクリット語:manas)は、眼、耳、鼻、舌、身、意という六つの識の背後で働く潜在意識のことで、ここを突破できなければ「空」(つまり、ゾーン)に到達することができない関所のような場所でもあります。 これは、ユングの言うところの「個人的無意識」にあたると僕は考えます。 しかし、人はあらゆることに執着し、誰かと比較したり怒ったりしながら、処理できないほどに押し寄せる情報の波に負けて「パターン」を「末那識」に自分で焼き込んでしまい、抜け出せなくなってしまいます。
これにより、自分でも気が付かない同じミスを何度も繰り返してしまうような「バグ」が生じる場所でもあります。