『お金原論―30代で知っておきたい「お金の知性」の高め方』
気になったところをピックアップ。
第1章 お金は信用を見える化したもの
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本書は、現代社会にとって欠かせない道具である「お金」について、その本質は何なのかを問い、「お金」という軸から社会構造を捉え直したいという目的で書いた。 お金は道具。
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お金はもはや「通貨」ではない。自分や社会の「真実」を知るための道具だ。「お金」という軸から自分や社会をニュートラルに捉え、結果を受け止めたとき、お金は、真実を知るためのこのうえない道具として、新たな光を放ち始める。 お金は道具。
お金で知ることができる真実とは。
先日紹介した『ビジネスモデル2.0図鑑』でも、優秀なビジネスモデルの共通の特徴として、「八方よし、儲けの仕組み、逆説の構造」が挙げられていました。プロダクトやサービスの価値だけでなく、お金も大事。
一方、本書で扱うお金は、ビジネスというよりは生活する上で必要なお金についてがメインです。
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これからの時代は、物質としての「お金」の扱い方ではなく、数値としての「お金」のコントロール方法を学んでいくこと、教えていくことが重要だ。
現金を使わないで生きる社会になる。
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お金のコントロールは、信用のコントロール。
私たちが生きる信用経済という社会、では私達の想像以上に、信用とお金が運命共同体として直結している。つまり、お金について向き合うことは「社会における自らの信用と向き合うこと」と同義なのだ。
このことを利章して日々を送り、物事を判断している人としていない人とでは、努力が報われたと感じる度合いも、周りに集まってくる人の質も、結果として手にできるお金の量も、すべてが大きく変わってくる。
もう一度言おう。お金とは、信用を見える化したものだ。そして、社会はすべてが「信用」を中心に回っている。
これまでなんとなくお金と自分を切り離して考えていましたが、「信用」によって結びつき、さらに社会と結びつくものであると、なんとなくではなく、はっきり具体的にそういうものだと認識を改める必要があるということ。
第2章 お金はあなたを映す鏡
支出を見るとその人の思考と行動がわかる、ということは前にも述べた。言い換えると、支出を減らすということは、思考や行動を制限するということでもある。
お金を使い、経験を積み、思考と行動を広げる。それも、バブル当時のような自分や生活を見栄で着飾るための消費ではなく、クリエイティブな経験や生活を快適にするためのサービス、自分を磨くための時間に投資をする。こうした積み上げにより、器が広がり、収入が上がり、自分らしいライフスタイルが構築でき、真に豊かな人生へとつながっていく。
第3章 お金とは何か
ほとんど、すでに知っている話だったので省略。
第4章 7つの「お金の教養」
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教養のある人とは、幅広い知識があることは当然だが、歴史にせよ、政治情勢にせよ、なぜそれが起こったのか、その本質は何なのかを理解し、そこから得たものを自分の生活や社会に還元していける器を備えた人を指す。単なる物知りや博学であることと、教養があることは違うのだ。 ピンク色のハイライト | 位置: 1,498
お金を使う際に、毎回「得られるであろう価値」を予測して判断することも当然のことながら、「実際に得られた価値」という結果を判断することも習慣化する。
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稼ぐ力を上げるために必要な視点は、大きく2つある。1つは、「価値(バリュー)と価格(プライス)を見極める力を磨く」ということ。そしてもう1つは、「自分が好きで得意なところを伸ばす」ということだ。 ここは本書いちばんの真理。
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稼ぐ力を上げるのに必要なのが、資格取得でもなく、語学の勉強でもなく、なぜ「価値と価格を見極める」ことなのか、といぶかしく思った人もいることだろう。しかし、ここに稼ぐということの本質がある。
バリューとは? プライスとは?
ビジネスを例にする。
お客が求めるものを理解し、適切なタイミングで、適切な量(数)と質をもって与えること。
『ビジネスモデル2.0図鑑』によれば、その授受対象は、モノ、カネ、ヒト、情報。である。
その結果、相手が得るものが、バリュー。
バリューを与えると、対価を得る。この大きさを数値化したものが、プライス(価格)である。
バリューを渡し、プライスを得る。
プライスを渡し、バリューを得る。
ここまでは、まぁ普通のこと。
著者はこれらを「見極めよ」と、言う。
これらの何を見極めるのか
余談
「時間」は、ビジネスモデル上の分類ではどこに入るのか、ふと疑問に思いました。 諺にも「時は金なり」といいます。
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お金がたくさん入ってくる人がいるということは、どこかにお金をたくさん支払っている人がいるということだ。あなたが収入を得るということは、誰かが必ずお金を支払っているということだ。この原理原則を忘れてはならない。
これは経済のしくみの話というよりは、相手の顔が見えること、一人ひとりに人生があることを忘れてはいけない、という意味合いを含むメッセージのように読めます。
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その鍵を握っているのが、日々のルーチンワークや資料の作成といった「時間連動」の仕事から、ディレクションやクリエイティブワークなどの「成果連動」の仕事への脱却だ。 それな。
第5章 お金の教養にはSTAGEがある
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つまり、ここでも「お金」が本質を映し出す。収入源を見れば、何のプロかが明確になる。
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さらに「お金」は、質までをも映し出す。
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繰り返しになるが、お金の教養とは、私がこれまで出会い、時間を共にした多くの経済的、心理的な自由を得た人々から、その価値観や成長の軌跡の共通項を発見してまとめた、普遍的な原理原則だ。そして、長い歳月をかけて、そこに向かうための方法論をロジックとして完成させたのがこの「お金の教養STAGE」という概念フレームワーク 青色のハイライト | 位置: 2,612
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あなたが今日守った細かな約束事が信用になり、その信用が未来から見た過去として積み上がって大きな人間的信用になり、「お金」という結果として表れてくる──これが信用経済の本質だ。 まずは5年、目の前の信用をコツコツと積み上げていってみよう。たった5年、言動・行動・結果を正し、小さな信用をコツコツと積み重ねるだけで、あなたの信用は、5年後にはとてつもなく大きな人間的信用に育っているだろう。この信用が、あなたの人生のパスポートとなってくれるの 青色のハイライト | 位置: 2,852