IT革命
テクノロジーと社会
インターネットが情報流通における革命を起こし、以前は情報が流れなかったところにも、情報が流れるようになった。従来は、情報の流れと組織や社会システムが一体になって構築されていたが、それが引き離された瞬間に、組織や社会システムと関係のない情報の流れが生まれ、新たな付加価値を生んだ。情報を伝えるのは、必ずしも、先生から生徒へ、上司から部下へ、マスメディアから一般大衆へという固定された経路でなくてよかったのだ。
テクノロジーと市場
汎用的なOS部分を独占すれば、各種機能を実現するアプリケーションの製造コストは劇的に下がる。パソコン時代にOSをマイクロソフトに、CPUをインテルに握られて、日本のメーカーが苦しんだように、人工知能の分野でも、同じことが起きかねない。
『人工知能は人間を超えるか』松尾豊
多数の小さな文化を融合させて少数の大きな文化にまとめる過程で、帝国は決定的な役割を果たしてきた。
大きな文化にまとめる必要ある?
どこからその需要が来た?
思想や人々、財、テクノロジーは、政治的に分裂した地方でよりも帝国の国境内でのほうが簡単に拡がった。 それは一つには、手間を省くためだった。
小さな地区がそれぞれみな独自の法律や書記の方式、言語、貨幣を持っている帝国を支配するのは大変だ。
標準化は皇帝たちにとって大きな恵みだったのだ。
帝国が共通の文化を積極的に広めた第二の、そしてやはり重要な理由は、正当性を獲得することだった。
少なくともキュロス大王と始皇帝の時代以降、道路の建設であれ流血であれ、帝国は自国の行動は、征服者よりも被征服者のほうがなおさら大きな恩恵を受けるよう、優れた文化を広めるのに必要なこととして正当化してきた
革命はそもそも予想不可能に決まっているのだ。
予想可能な革命はけっして勃発しない
芸能事務所や出版社は、弱者の味方なんやで。本当は10億円もらえる一握りの人材に1億しかわたさず、スターを搾取しまくって、9億を名もない新人に配るんや。インターネットは、10億もらうやつが10億もらってお終いや。
帝国主義とはグローバリズム