038-20150831 体は休めなくても、かえって気は安まる
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今日で夏休みはおしまいですね。
小さい子供の面倒を見る親御さん、ほんとうにおつかれさまでした。明日以降もまた大変かもしれませんが。
「夏休み」は、小さい子供を持つ親御さんにとっては「夏休まらない」と言われます。学校がないから、朝からずっと子供の世話をしなければならないからです。
ところで、不安神経症持ちの妻は、夏は体調がいい。毎年7月から8月にかけては比較的突発的な体調悪化が少ないのです。「夏休めない」があるのに、これはなぜなんだろう?と思っていました。
以前は、夏休みは長期間実家に帰省するからだ、と思っていました。ところが、今年の夏は事情により帰省ができなかったのですが、それでも妻の体調はそんなに悪化しませんでした。
この夏、妻と話していて、思わぬ事実に気が付きました。夏休みは自分で全ての行動を決めなければいけない反面、実は不安定要素が比較的少なかったのです。
具体的には、子供の友達やママ友は多くが帰省や旅行に出ているので、その方面からの突発の用事が入らない。学校から帰ってきた子供たちが、いきなりこれから○○ちゃんと遊ぶから、と言って想定スケジュールがぶち壊しになるようなこともない。
私はこのような突発事項の発生は阻止できませんが、家族の「全ての行動を決める」という部分はサポートできる。そうかぁ、と思いました。
「休めない」といっても、やるべきことさえ決めてしまえば、突発行事に邪魔されないかぎり、体は休めなくても、かえって気は安まる。
特に不安神経症の人にとっては、ちょっとガチガチ目に計画を決めておいたほうが逆に不安が少なくなるのかもしれません。
私がひとりで子供二人の面倒を半日以上見るときには、たいてい外出するなりなんらかの行事を入れます。
その方が家にずっといるよりかえってストレスが少ないからなんですが、その考えがやっと理解できた、と最近妻が言ってました。
何らかの理由(例えば天候)で当初の計画が遂行できない際の「プランB」は用意しておく必要があるのですが、夏休みの場合は別の日の予定を丸ごと1日分入れ替える、というやりかたでほぼ切り抜けることができました。
もっとも、子供たちの体調不良だけは致し方ありません。そうならないように規則正しい生活をする、ぐらいしか自衛の手段は思いつきません。
不安神経症持ちに限らず、常に「コントロール感」を持つことがとても大切なことだと実感した夏休みでした。
みなさま、よい夏を。