013-20150613 The Power of LESS :制限する前に、気づくべきこと
数年前に買って、今でも時々読み返します。
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情報や仕事の”波”に足をすくわれないようにするには、どうすればいいのだろう?
森の奥深くの小屋で、隔離された状態で生きるしかないのだろうか?
私はこう考えている。両者の中間を目指してみてはどうだろう?
つまり、大量の情報にアクセスできる環境を楽しみつつ、ホースから飲み込む量は自分で決める暮らし。
この中間的な感覚がいいですね。シンプルというと、なんでもカットする、いわゆるミニマリスト的な考えもままあるのですが、私にはできない。小さい子どもふたり抱えてミニマリストは無理です。でも「自分で決める暮らし」なら少しはできそうです。Be a controller.
で、controllerになるための原則は、二つだけ。
原則1 制限する
なにごとにも制限しよう。制限することで、「本質に迫ること」を厳選することができる
原則2 本質に迫ることだけを選ぶ
時間とエネルギーを最大限活用し、小さな元手で大きなインパクトを生み出せる。
これが簡単にできれば、苦労しないですね。だから、いろんな本が出るのですが。
ところで、「制限する」前に、ひとつ重要な点は「多すぎる、ということを実感すること」のような気がします。気づかないうちに増えてしまう。しかもかなりのところまでいかないと「多い」と実感できない世の中になっているのではないか。周囲から「もっと、もっと」と煽られているのもありますが、そうでなくても、いろんな理由でまだまだ行けると思ってしまう。
例えば、情報がすべて紙だったら「多い」ことは簡単に認識できる。今は違いますね。HDDか何かがパンパンになるまで認識できない。そしてそのときにはもうお手上げ状態。そして、行事の視覚化はさらに困難です。todoリストを書けば済むという問題ではない。項目数はわかるけど、量は認識できない。
ところが、簡単にテンパる人は、多すぎると認識できるレベルがかなり低い。「モノ」が散らかってもお構いなしですが、「コト」が多すぎるとてきめんに反応する。そういう人が私のそばにいることは、逆にある意味ありがたい、と思っています。