003-20150603 第2のキーワード「子育てパパ」:恵まれてるのに、孤立感
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第2のキーワード「子育てパパ」についてです。これについては、私はちょっと特殊な位置付けかもしれません。すなわち「個人的にはある程度のサポートを受けられているのに、精神的にはすごく不安」ということです。
私は昨年度1年間、年休はほぼ100%消化、しかも残業もほとんどありませんでした。ただし、これは私がイクメンだからではなく、そうしないと家事や育児が回らないからです。妻が専業主婦であるにもかかわらず。
妻がとにかくよく体調を崩すので、私が代わりに対応せざるを得ない。妻の実家が遠く、私はすでに親がいないので、こういうときの負担は、かなりの確率で私が食らいます。たしかにママ友を頼ったり、ベビーシッターを手配したりもしてます。ありがたいことに、私の勤めている会社はベビーシッターへの補助をつけてくれます。それでも、朝起きたら妻が急に体調不良になっていた、という時はさすがに私が対応するしかない。それが毎月平均2、3回は発生するのです。
また、そういう突発年休を許してくれる会社にも、感謝しています。子供が産まれて以降も職場を何回か移り、数名の上司に仕えてきましたが、家族対応での突発年休をダメと言われたことや、その後何かいちゃもんをつけられたことは、一度もありません(同僚からも同様)。これはたまたま上司や同僚に恵まれたという問題ではなく、ある意味社風なんだろう、と思います。
ところが、周囲を見渡すと、年休を取っている人がほとんどいない。うちの会社は育児支援制度は比較的進んでいる方だと思いますが、女性はともかく、男性で活用しているのを見かけたことがほとんどない。ネットではよく目にするのに、私自身は(やむを得ずとはいえ)活用しているのに、このギャップはなんなのか?
さらに、私がかなりの晩婚だったこともあり、個人的な友人でも、小さい子どもを抱えるパパの苦労を共有できる人がいない。妻がADHDという人もいない。そんなわけで、表面上は明らかに恵まれているにも関わらず、孤立感を感じるのです。この孤立感をなんとかしたい、と思ったのも、ブログを始めようと思ったきっかけの一つです。