語順と修飾語
概要
動詞の語順にはOV型(目的語–動詞)とVO型(動詞–目的語)がある
日本語はOV型、英語はVO型
名詞の修飾には前置修飾と後置修飾がある
日本語や英語は前置修飾、フランス語は後置修飾
関数は動詞、変数は名詞のイメージ
handleLike: V + O
redButton: Adj. + Noun
英語はVO型なのに前置修飾
関数はイニシャルが揃って嬉しいのでみんなそうする
変数は文法に引っ張られて乱れがち
動詞と目的語
例:
日本語
(私は)ボールを打つ
?: function ボール打つ()
?: function 打つボール()
英語
I hit a ball
o: function hitBall()
?: function ballHit()
名詞と修飾語
例:デオキシリボ核酸
英語
DNA: DeoxyriboNucleic Acid
フランス語
ADN: Acide DésoxyriboNucléique
例:北の白い山
前置修飾
日本語:北の白い山
英語 :the north white mountain
?: var NorthWhiteMountain
?: var MountainNorthWhite
?: var NorthBlackMountain
後置修飾
フランス語:le mont blanc nord
o: var MontBlancNord
o: var MontBlancSud
後置修飾のいいところ
後になるほど情報が詳しくなる
寿限無でいうと「長助」が最初に来る
フランス語は、ドイツ語などの「総合的言語」に対して「分析的言語」の代表とされる この統語法はディレクトリによる分類や階層の発想に近い
つまり語句を後置修飾で命名するということは階層ごとに分類することと同じ
こうするとイニシャルが揃い、アルファベット順でソートしたときにと自然と整理される