脳のなかの幽霊
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2020/8/31
2020/9/5
V.S.ラマチャンドラン『脳のなかの幽霊』(角川文庫)読了。神経科学、いわゆる脳科学の器質的な道具立てや臨床事例により、人間についての真実が実証的かつ独創的な実験を通して明らかになっていく。妄想や防衛機制など、精神分析や進化心理学による仮説が「科学的に」書き換えられていくのも注目。
内容(「BOOK」データベースより)
切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手、自分の体の一部を他人のものだと主張する患者、両親を本人と認めず偽者だと主張する青年など、著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手掛かりに、脳の不思議な仕組みや働きについて考える。分かりやすい語り口で次々に面白い実例を挙げ、人類最大の問題に迫り、現在の脳ブームのさきがけとなった名著。現代科学の最先端を切り開いた話題作ついに文庫化。
著者について
カリフォルニア大学サンディエゴ校の脳認知センター教授および所長。また、ソーク研究所の兼任教授でもある。10代の頃に書いた論文が科学誌「ネイチャー」に掲載された気鋭の神経科学者。視覚や幻肢の研究で知られ、その研究内容が新聞やテレビで報道され大きな反響を呼んだ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ラマチャンドラン,V.S.
カリフォルニア大学サンディエゴ校の脳認知センター教授、所長、同大学心理学部神経科学科教授。視覚や幻肢の研究で知られ、アメリカではその研究内容が新聞やテレビで報道され、大きな反響を呼んだ
ブレイクスリー,サンドラ
「ニューヨーク・タイムズ」のサイエンスライターを経て現在「サイエンス・タイムズ」のフリーランス記者。神経科学を中心とする記事を書いている
山下/篤子
1952年生まれ。北海道大学歯学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)