「からだ」と「ことば」のレッスン
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2015/4/6
2015/4/10
竹内敏晴『「からだ」と「ことば」のレッスン』(講談社現代新書)読んだ。
内容紹介
自分に気づき・他者に出会う。自分のからだのこわばりや歪みに気づき、心を解き放ち、生き生きしたことばをとり戻すために、《竹内レッスン》のエッセンスを紹介する。
生きもののような声――話しかける、とは、ただ声が音として伝わるということとは別の次元のことだということだろう。聞き分けているうちに、声とは、単に空気の疎密波という観念によって表象されるような、抵抗感のないものではないことが実感されてくる。肩にさわった、とか、バシッとぶつかった、とか、近づいて来たけどカーブして逸れていった、というような言い方で表現するほか仕方のないような感じ――即ち、からだへの触れ方を、声はするのである。声はモノのように重さを持ち、動く軌跡を描いて近づき触れてくる。いやむしろ生きもののように、と言うべきであろうか。――本書より
内容(「BOOK」データベースより)
自分のからだのこわばりや歪みに気づき、心を解き放ち、生き生きとしたことばをとり戻すために、「竹内レッスン」のエッセンスを紹介する。
著者について
1925年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。演出家として劇団ぶどうの会、代々木小劇場ほかで活躍。1972年、竹内演劇研究所を主宰開設。「からだ」の問題にとりくむ。宮城教育大学教授などを経て、現在、南山短期大学人間関係科教授。著書に、『ことばが劈かれるとき』――思想の科学社・ちくま文庫、『からだが語ることば』『ドラマとしての授業』――評論社、『時満ちくれば』――筑摩書房、『からだ・演劇・教育』――岩波新書――など。