今年の新語2024の大賞は「言語化」
三省堂の企画
今回、私たちが大賞に選んだのは「言語化」でした。この結果を意外に思う人も多いかもしれません。「言語化」は日常語ではないでしょうか? どこにも新しい要素はないように見えます。
ところが、この「言語化」は、かつては学術用語であり、長らく硬い文章語として使われてきました。「一般化」「正当化」などを載せる国語辞典でも、「言語化」は項目を立てませんでした。それが最近、誰もが使う日常語に変わってきました。「言語化」は、人々が気づかずに使っている「新しい言い方」なのです。
SNSを見ると、〈うまく言語化できないんだけど〉〈言語化が下手すぎる〉〈〔私の代わりに〕言語化ありがとうございます〉など、「言語化」は頻用されています。でも、昔はこのようなことはありませんでした。
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言語化すること
言葉や文章やレトリックを巧みに操ることができること
自身の伝えたいことや気持ちを、その環境に適したタイミングや量を選択して、他者に働きかけることができること
これらの奨励は、階層固定化の懸念を残す
この2020年代中盤の今だから、この魅力を一応「言語化」しておきたいのです。
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