ジュリー・マーティン
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生没年:1938 年〜
出生地:
#米国
#テネシー州
#ナッシュヴィル
ラドクリフ大学を卒業後、コロンビア大学大学院にてロシア研究によって修士号を得る。1960年代前半より、友人だったロバート・ホイットマンの演劇パフォーマンスに参加するようになったことをきっかけに、1966年の「9 Evenings: Theatre & Engineering」においてホイットマンやほかのアーティストたちの制作に関わった。翌1967年には、設立されたばかりのE.A.T.に、機関紙の編集者として加わり、その後もビリー・クルーヴァーとともに、組織の活動とプロジェクトに長年携わる。1970年の大阪万博のためにE.A.T.が手がけたペプシ館のプロジェクトを記録した本『Pavilion』(1972年)の編集をクルーヴァーとバーバラ・ローズとともに手がける。また1980年代と90年代を通じてクルーヴァーとともに数多くのアートとテクノロジーに関する記事を執筆する。1989年に出版されたクルーヴァーとの共著『Kiki’s Paris』は、その後フランス語、ドイツ語、スウェーデン語とスペイン語に翻訳された。近年では、ロバート・ホイットマンのパフォーマンスのプロデューサーとして、霧、ビデオ・プロジェクションと生のパフォーマーを組み合わせたホイットマンと中谷芙二子のコラボレーション作品《MoonRain》(2010)などに携わる。またシルヴィア・パラシオス・ホイットマンのプロダクション・マネージャとして、アメリカやヨーロッパでの公演に参加している。キュレーション・コンサルタントとして、E.A.T.に関する展覧会や展示を、2015年にはザルツブルクの現代美術館、2018年にはソウルの国立近現代美術館においてなど、世界各地で積極的に展開している。現在はE.A.T.のディレクターであり、9 Eveningsのパフォーマンスを記録した映像DVDシリーズの制作総指揮を務める。サウンド・アーティストのヤーコブ・キルケゴールとともにE.A.T.の歴史に関するポッドキャスト・シリーズを企画し、ビリー・クルーヴァーが書いたアートとテクノロジーについての文章を集めた本の編集を進めている。
#タイプ:関係者/組織
#1938年