束芋
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束芋 (たばいも)
映像を表現手段の中心にして周囲の空間にも演出をしかけ、空間全体を作品として鑑賞者に体感させる「映像インスタレーション」。
「美術は生活臭くてリアルなもの」という束芋は、現代日本の日常風景である「台所」「横断歩道」「団地」「公衆便所」など普遍的なテーマを、浮世絵のようなタッチの手描き線画のアニメーションで描きます。
アナログ感と、ある種のグロテスクさをともなう独特の表現で現代日本の複雑な内面を表現した束芋の手法は、国際的にも高い評価を受け、国内外からコラボレーションのオファーが絶えない注目の作家です。
tabaimo_profile
束芋の代表作品:《dolefullhouse》2007年
同年のヴェネツィア国際ビエンナーレで発表されたこの作品では、ドールハウス、人間の手、タコ、血管…と、1ヶ所に集まりそうもないモチーフが集まって意味を交えていく映像が作られています。
団塊ジュニア世代として感じてきた現代日本社会の違和感やシュールさを独特のテイストで映像化しています