フーコー
狂気の歴史
狂気は昔からあったけれど、西欧社会は寛容だったそれを施設とかにいれて閉じ込めたが、排除されていた狂気それ自体が言語活動をはじめ作品をつくるようになる。フーコーは狂気がある人の中から真理を見つけて、人間の真理として健常者の側に引き受け直す作業をする人を弁証法的人間と呼ぶ
パノプティコンの監獄。囚人からは監視員が見えないが、監視員は囚人を観察できる。この仕組みによって、囚人は常に監視されていることを強く意識するために、規律化された従順な身体を形成する。このようなひとりひとりに及ぶ支配を”生権力bio-power”とよんだ。このとき国家(権力)の力は観念としてよりもむしろ規律訓練によって形成された”身体”において存在する