OpenResearch
企業の論理、資本主義のルールに乗っ取ると暴走する可能性がある
それがソーシング先に繋がってきているという批判もあるというわけではある
OpenResearchは設立当初、目立たない存在だった。それがCOVID-19の大流行で変わった。>
ウイルスがアメリカを封鎖していた2020年3月、アルトマンは可能性のある治療法の臨床試験を手伝ってほしいという呼びかけをツイートし、TrialSparkの創設者である計算生物学者のベンジャミン・リューにつながった。> OpenResearch社はTrialSpark社に100万ドルの助成金を提供し、地域社会や患者の自宅でのCOVID-19臨床試験を支援するプラットフォーム、Project Covalenceの設立を支援した。プロジェクトのウェブサイトにはこう書かれている:「世界に無駄な時間はありません。努力を調整し、リソースを共有し、ロジスティクスを合理化することで、我々は共にCOVID-19の蔓延を食い止めることができる。">
実際の治療ではなく、COVID抗体の遠隔診断検査のための試験が少なくとも1件行われた。2020年の夏に行われたこの試験は成功し、質の高いサンプルが集まり、参加者からは好意的なフィードバックが寄せられた。>
ところが、2021年の夏の終わりには、プロジェクト・コヴァレンスのウェブサイトは消えてしまった。それから間もなく、アルトマンは同社に1億5600万ドルのシリーズC投資を行った。このラウンドが終了する頃には、TrialSparkの評価額は10億ドルにまで跳ね上がるだろう。>