風の谷という希望
「私的な空間やボキャブラリーをどう確保していくか」は、都会と地方（あるいは田舎）という図式では捉えきれない課題を捉えるために僕らが生み出した言葉だが、密空間、つまり都市、に対する対立概念として定義される（この二つの見方があることを見出し、片方を選ぶこと自体が大きなイシュー）。目安としては人口密度50人/平方キロ以下の空間だが、日本の場合、土地の約四分の三が疎空間に当たる。詳しくは図版1-7を御覧いただきたいが、日本の場合、国土の半分以上の土地に人は住んでいない。 https://scrapbox.io/files/68b814d72b6f57153cd0d4be.png