OpenWrt One セットアップログ
OpenWrtの開発チームが公式に発売してる開発用ボックス. 消費電力が常時5Wほどと低いのと、必要十分の機能性、開発チームによるアップデート保証、見た目が気に入ってAliexpressの公式ストアから購入
開発ボックスではあるけど普通にルーターとして使うことも可
以前CPUがN355のToppingの産業用ミニPC (たぶんルーター用途想定) でx86版OpenWrtを使っていたが、やや消費電力高いのが気になっていた
2026/06現在だと1万7千円程だった
ルーター機能のみ使っていてAPは別でTP-Link Deco BE75を使っているので国内電波法的には問題ないはず。
SoCはMediaTek MT7981B(Cortex-A53) で少しパワーは心許ないがAPとワークロードを分離すればそこまで問題ない
https://gyazo.com/576ac8d3b267ee5d79ed198ad215bf62
電源を入れるとOpenWrtのデフォルトの挙動通り192.168.1.1/24がLAN側にアサインされる
OpenWrt Oneで言うと1Gのラベルがあるポート
DHCPが動いているのでPCに繋ぎブラウザで192.168.1.1にアクセスするとWeb GUIが表示される
デフォルトでインストールされていたファームウェアはSNAPSHOT版でOpenWrt 24.192台でやや古くapkコマンドなどが使えないのでupgradeすることにした
opkg updateなどもdownload errorになっていたので古いstableバージョンは割と早くサポートが切れるのかもしれない
sshで192.168.1.1に入って以下で25.12.4にアップグレード
code:bash
$ sysupgrade https://downloads.openwrt.org/releases/25.12.4/targets/mediatek/filogic/openwrt-25.12.4-mediatek-filogic-openwrt_one-squashfs-sysupgrade.itb
自動的に再起動されるので再度アクセスしUIで25.12.4になっていることを確認
https://gyazo.com/78910c79681239679d37a9e2bb903782
日本語化
UI から System -> Software で luci-i18n-base-ja でソフトウェアパッケージを検索しインストール
https://gyazo.com/cedbc608c85ef206d155b78d8e8b2352
必要なパッケージを追加で入れる
自分はプロバイダでZOOT NATIVEの固定IPプランに入っているのでIPIPv6に対応出来るようパッケージを追加した
https://github.com/HiraokaHyperTools/openwrt-ipip6
map, ip-full, ds-lite, luci-proto-ipv6 を入れることでインターフェースにIPIPv6の選択メニューが表示される 参照
CLI: apk add map ip-full ds-lite luci-proto-ipv6
再起動しないとメニューに表示されなかったので一度再起動する
再起動後以下のようにインターフェース追加メニューにIPIPv6が表示されればOK
https://gyazo.com/d6efcce4fde9f32387322db367a60c5d
IPIPv6(固定IP)設定
DS-Liteであればds-liteインターフェースを追加すればあとはほぼ手動での設定は必要ないが固定IPはやや設定が必要
まずIPv4 wanインターフェースを既に存在するIPv4 wanインターフェースを編集で上書きする
既存のwanインターフェースのプロトコルを上記のIPv4 over IPv6 (RFC2473-IPIPv6) を指定して上書き
Zoot Native IPv6固定オプション契約時に送られてくる以下の項目をそれぞれコンフィグに埋める
固定IPトンネル終端装置 IPv6アドレス -> リモート IPv6 アドレスまたは FQDN
グローバル固定IPv4アドレス -> ローカルIPv4アドレス
ローカルIPv6アドレスは空欄でOK
https://gyazo.com/4a812074475476445c331f76b33216d7
DHCPサーバのIPv6設定をそれぞれRA-Service, DHHCPv6 サービス, NDPプロキシを「リレーモード」に設定
https://gyazo.com/07787f76360e29cc0e89cb6710535e32
wan6インターフェースも設定する
DHCPサーバータブのIPv6設定でそれぞれ同様にリレーモードに設定する
Designated Master にもチェックを入れる
https://gyazo.com/5292d3bfea65a647c39ae705f0353aec
IPv6割り当て長を56にしておく
https://gyazo.com/5dfcd467e17cec1272e89fa5ebf58f53
またIPv6 suffixを ::feed に指定
https://gyazo.com/1425f7dd916a87f65587b400373b2814
この時点でHGWに接続しインターネットに疎通すればOK
DNSブロック設定
adblock-lean を入れる. AdguardHomeはメモリとディスク領域を多く使うのでリソースの限られるOpenWrt Oneの場合こちらの方がよいと思う
code:bash
$ uclient-fetch https://raw.githubusercontent.com/lynxthecat/adblock-lean/master/abl-install.sh -O /tmp/abl-install.sh
$ sh /tmp/abl-install.sh -v release
インタラクティブにインストール方法を聞かれるので答えていく(一旦全部yでOK)
ハードウェアオフロード
ネットワーク -> ファイアウォールからルーティング/NATオフロードをハードウェアフローオフロードに設定する
これによりCPU負荷をハードウェアにオフロード出来るので多少スループットが改善する
https://gyazo.com/ffebc07f2760995532703d3deae53943
ベンチマーク
iperfの public server から適当なものを選びiperf3から直接帯域幅を測定する
apk add iperf3
iperf3 -c 89.187.160.1
x86ベースのIntel Core i3-N355 の OpenWrtでは400~500Mbps出ていたものが300Mbps程, CPUも使い切っていたのでやはりCortex-A53のCPUパワー不足感は否めない。ただ消費電力は実際測って常時5WほどでN355の1/3だったのでワットパフォーマンスという観点では良い
N150ぐらいがx86ベースのOpenWrtルータに良いかもしれない。ベースTDP6Wで4コアなのでパフォーマンス不足になることもおそらくないと思われる
その後IPv6ではなくPPPoEであればOpenWrt Oneでも400Mbpsほど出たのでCPUというよりはIPoEの実装が重い説あるかも?