Fedora 41 Wayland環境構築
一部必須ツールがWaylandサポートしてなかったのでしばらくX11環境だったがやっとサポートされたので移行を試している
以下周辺で既に使っているツールが動作しなかったので代替ツールを探した
結果的には2024-11-25現在ではVSCodeやSlackのElectronでうまくIMEが動作しなかったため切り戻したが、もう少しすればサポートされそう?
環境
Fedora Workstation 41
WM: Gnome
複数マシンでのマウス&キーボード共有
Synergy 3.2.0 以降対応
アプリ起動用キーマッピング
xbindkeysを使っていたがWaylandで動作しなかったので Gnome Shell ExtensionのRun Or Raise で代用した code:sh
$ cat ~/.config/run-or-raise/shortcuts.conf | grep -v ^#
<Ctrl><Alt>t,alacritty,,
<Ctrl><Alt>c,microsoft-edge,,
<Ctrl><Alt>v,code,,
<Ctrl><Alt>s,slack,Slack,
<Ctrl><Alt>a,bitwarden,Bitwarden,
<Ctrl><Alt>d,,Siki,
<Ctrl><Alt>o,obsidian,,
以上のようにコンフィグを書いておくとCtrl+Alt+tでターミナルが起動していなければ起動、起動していればそのウィンドウを最前面に持ってくる
クリップボード管理
copyqを使っていたがWaylandサポートが微妙だったので一旦
スクリーンショット
flameshot
通常通りflameshot gui と実行するとエラーとなるが環境変数で QT_QPA_PLATFORM=wayland , XDG_CURRENT_DESKTOP=sway を設定すれば起動可能
code:shell
Authorization required, but no authorization protocol specified
qt.qpa.xcb: could not connect to display :0
ので /usr/local/bin などにコマンドを作成
/usr/local/bin/flameshot-gui
code:shell
export QT_QPA_PLATFORM=wayland
export XDG_CURRENT_DESKTOP=sway
flameshot gui
キーボードショートカットをカスタムコマンドとして設定し起動する
VSCode
Slack
この2つがElectronを使用しており、Electron 33以下だったためIMEが正しく切り替わらなかった
33からはIMEを有効化するオプションもあるため切り替えられそう?
数カ月後にまた試してみたい
更新頻度が高いElectronアプリではIMEが有効になっているものもあった
Microsoft Edge
起動引数で --enable-features=UseOzonePlatform --ozone-platform=wayland --enable-wayland-ime --wayland-text-input-version=3 を渡せばIME切り替え可能だった
/usr/bin/microsoft-edge を直接編集、デスクトップエントリを編集した
全体としてはほぼほぼ移行が可能になってきたがIMEの面でまだ一部必須アプリケーションで切り替えが出来ないものなどあり結果的には2024-11-25時点では切り戻したがWaylandの完成度も高くなってきているのでそろそろ切り替えられそう