PdMとPjMの責務と違い、分けるべきかについて
責務と違い
プロジェクトマネジメントとプロダクトマネジメントの棲み分けとその組み合わせ
・プロダクトとプロジェクトの違い
・プロジェクト
・「始まり」と「終わり」がある
・プロジェクトの「終わり」の条件を満たすことが重要
・プロダクト
・「始まり」はあるが「終わり」はない
・プロダクトが市場に受け入れられ続けることが重要
・プロジェクトとプロダクトのマネジメント及び役割の違い
・プロジェクトマネジメント
・ プロジェクトの終了条件を満たすことにコミット
・進行管理、リソース管理、スコープ管理、コスト管理などが主な業務
・物事のwhen・howを考える
・製品を市場に送り出すこと(@INSPIRED )
・プロダクトマネジメント
・ プロダクトが生み出す価値にコミット
・市場分析、戦略・方針の決定、要件・仕様に関わる決定、ユーザー分析、データ分析などが主な業務
・物事のwhat・whyを考える
・価値のある、使いやすい、実現可能な製品を見つけ出すこと(@INSPIRED )
PdM・PjMはわけるべきか?(そもそもPMを置かないみたいなパターンもあるので、それは下記にて)
基本的には、分けられるなら分けたほうがいいけどリソースの問題で分けれないことが多い
プロダクトマネージャー(PDM)とプロジェクトマネージャー(PM)はやっぱり分離するべき
本質的に異なる役割を持っているから分けるべき
PDMはその責任の向き先がプロダクトに直結しているので、 プロダクトに向き合うのですが、 PM(pjm)はそのプロダクトを市場に送り出す手段としてチームの力を活用するので、チームやメンバーに向き合う
プロダクトオーナー vs プロダクトマネージャー vs プロジェクトマネージャーの違いを解説
ソフトウェア開発プロセス「スクラム」の考案者の一人であるジェフ・サザーランド氏は、プロジェクトマネージャーについて次のように述べている
スクラムにはプロジェクトマネージャーがいません。その代わり、チームには権限が与えられています。彼らは結果に責任を持ち、自分自身を管理することができます。古典的なプロジェクトマネージャーによるチームの「ボス」は、スクラムでは必要ないのだ。
また、Brain Hubのプロセスマネージャー/スクラムマスターであるMaja Janowskaは次のように述べている
現代のプロジェクトマネージャーは、軍隊の契約管理に由来する役職です。プロジェクトマネージャーは、ウォーターフォール方式を採用している組織など、構造化された分かりやすい環境で自然に活躍しています。
一方、プロダクト・オーナーは、アジャイル・アプローチから生まれた、より若い役割です。そのため、プロダクトオーナーは柔軟で複雑なシステムに適しています。彼は、設定された目標や長期計画ではなく、変化する状況や現在の要求に基づいて行動することに慣れています。
自分はこれまで、PdMとPjMが別々にいる組織にいたことがない。知っているパターン3つな気がする
パターン1
PdMがPjMを兼任
1つのプロダクトが会社の支えているスタートアップに多かった
パターン2
テックリードがPjMを担い、PMがPdMの役割
受託開発やウォーターフォール式の大きい会社でありがちだった
PjMとPdMの部署が別のパターンもあって、連携が取れているか確認できなかった
パターン3(PMが存在しないパターン)
そもそもPMという立場の人を置いていない
POは存在しているが、複数のスクラムチームがいてスクラムチームにすべて権限移譲をしている
施策の選定から、要件、戦略、品質の保証などチームメンバー全員で考え実行を行う
権限移譲が行われているので、意思決定が早く学びが多い
十分にワークしていた
前提として、深津 貴之 (fladdict)3 やりなおせる失敗は、失敗ではないの考えがあったのでワークしていた
1つのプロダクトチームでPdMとPjMが別れているケース
価値あるプロダクトを高品質かつスピーディに世の中に届け続けるために--MoTが「PdM / PjM」の分業を徹底する理由