コードを読む
私たちプログラマは妙な生き物です。総じてコードを書くことは大好きなのに、コードを読むとなると嫌がってしまうという性質があります。コードを書くのは楽しいのに、読むのは辛いと感じるのです。時には読むことがまったくできないときもあります。特に辛いのが、他人が書いたコードを読むことです。他人の書いたコードがひどいからではなく、思考や問題解決の方法が自分とは違っているからです。しかし、意外かもしれませんが、実は他人の書いたコードを読むことは自分の成長につながるのです。
コードだけが、ソフトウェアの動作を「正碓に」「完全に」知るための手がかりです。ソフトウェア開発では、様々なドキュメントが作成されますが、それらでは「ソフ トウェアがどう動くのか」について、正確に知ることはできません。
コードを書く時には、「書きやすさ」より「読みやすさ」を重視しましょう。
コードは、「書かれること」より「読まれること」の方がずっと多いものです。書くのは1回ですが、その後、たくさんの人が、たくさんの同数読むことになります。結果的に「コードを書く時間」より「コードを読む時間」の方がはるかに多いのです。たった 今、自分が書いているコードですら、それを自分で読んでいる時間の方が多いかもしれません。
なぜ可読性が大事か
ディベロッパはその作業時間のうち、より多くの時間を、コードを書くことではなく読むことに割いている。
デバッグをしたり、他の人が行ったコミットをチェックしたり、新しいライブラリを学んだり、することなどに。
最初の頃はコード書いてないと仕事進んでる感なかったりしたけど、そんなことないよ