フロー情報とストック情報という考えは間違い
この考えは2つの間違いの元だと思っているshokai.icon
1. 別の分野の用語を強引に持ってきたせいで、矛盾が起きている
2. この2分割する考え方をメディアの設計に利用すると、面白くなくなる
1. 別の分野の用語を強引に持ってきたせいで、矛盾が起きている
貯金がストック
収入支出の流れがフロー
情報は他人に与えても減らない
情報は複製できるから、貯金しながら支出できる
もうこの時点でおかしい
メディアの表示形態や取り扱いの適正が、経済学用語のフローとストックに似ているだけ
例「このラーメン屋はすごくおいしい」
この情報は、表示方法次第でフローにもストックにもなる
情報がフローだとかストックだとか、viewとdata modelの区別が付いていない人が雑に言葉を扱ってしまったのだなあと思うshokai.icon
フローメディア・ストックメディアならまだ理解できなくもない
複製できるから貯金しながら支出できるじゃん、という矛盾については、まあ我慢しよう
https://gyazo.com/75ecb9aebf5ec0655f8aaccbf3527754
見せ方・扱い方を2種類用意すれば、1つの情報をフローメディアにもストックメディアにも見せる事ができるはずだ
1つの情報に対して複数のviewは作れる
2. 面白くなくなる
chatはフロー、wikiはストックというのは利用のされ方だが
まだ何も書いていない物について、どう利用されるかを想定しなければならなくなる
今から書こうとしている事が、今後誰からどう利用されるのかはわからない
そしてわからない方が面白い
書く事の楽しさ
1. どう利用されるかわからないから面白い
使い捨ての気持ちで書いた記事が、他人に再利用されて思いもよらぬ形で昇華されたりすると楽しい 情報は受け取る人や状況によって価値が違う
書く前に利用のされ方を決めてしまうと、面白くなる可能性が狭まってしまう
2. 書く事で考えを深めたい
下の様な環境では難しい
何か書く前に書き込む場所を決定する必要があり
その為に書く内容の価値を、書く前に想定する
他人からの利用のされ方や頻度とか
という作業を、書く前に全部やらなければならない環境
そんな縛りだらけの環境で書いたら、決定事項や意思の確認しか書けなくなる
書く事で考えを深めたり、発見したりする事ができなくなる
設計を間違える
まとめ
フロー・ストックをメディアの形態の説明に転用するのは誤用
メディアをフロー・ストックという分類方法で設計すると、書くことで得られる楽しさ2種が得られないサービスができる