優先度という言葉を雑に使わないでほしい
昔から「優先度」という言葉を見ると直感的にイラッとするshokai.icon なぜなのかよくわかってなかったので考えてみる
要因
1. 「度」と言ってるくせに、数値で表現されることがほぼない
「重要」「重要ではない」の2種類のラベルで十分だと思う 2. 最適な作業順に対する指標のひとつでしかないくせに、態度がデカい
優先度低のタスクからやった方が良い場合がけっこうある
最終的に全体の設計の整合性が取れたり
優先度低にも含まれる共通要素を、そちらで先にテストしたり
簡単に完了するタスクから実行したほうがよい場合がある
全数が減って見通しがよくなる
簡単に完了するどうでも良さそうな物から、貴重な知見が得られる場合がある
物事の価値というのは先に頭で考えてもわからない
主にビジネス上の重要度?
3. わざと適切ではない強い言葉を使うことで、自分の意見を通そうとしているのでは?
という疑念
まあ相手によるが、権力の乱用を感じる
まとめ
タスクの実行順にソートする為の最終指標として「優先度」という言葉が使われ、数値で表されているなら許す
「重要」「重要ではない」ラベルの代わりに「優先度」という表現を使うのはおかしい
以下のような指標を総合したうえで
重要・重要ではない
簡単に完了する・しない
まだわからない知見が潜んでいそう
全体の整合性から、先にやったほうがいい
最終的に優先度が数値で出てきて、タスクのソートに使われるなら納得できる
重要、という意味で優先度という言葉を雑に使わないでほしい
最終的にこうやってる
ToDoリストは「やりたい」と「やるべき」の2種類にしか分類しない
タスクをそれぞれ個別のScrapboxページにする タスクページ同士、関係する物をリンクしていく
◯◯を先にやると良さそうだ、等
すると、単体では些末な事のように見えても、実際は多くのタスクと関わりがあるタスクが見えてくる
ぱっと見は微妙な機能改善でも
同じ原理を他にも適用できる事がわかって、小さく安全に試していけたりする
逆に、色々な要素に関わりすぎている事から、後回しにして周辺から攻めた方がいい等もわかる
物事の価値は他の物事との関係性によって説明される
ページのネットワークを試行錯誤して、特に気になった物だけを「やりたい」「やるべき」のどちらかに入れる
気にならなかった物は入れない
ネットワーク化されていれば、必要になった時に関連ページリストによって現れてくるから