論文を飛ばし読みする方法
大事なこと
論文は「頭から尻までを、通しで読む」というスタイルでは書かれていない!
章分けや、トピックセンテンスを活用して、「飛ばし読み」しやすいように書いてある
なので、漫然と、書いてある順に読んでいくべきケースは、稀
「本当に当たりだと感じた論文」と、チェックや査読などで読むときは、頭から通しで読む
最初のうちは、1本をじっくり読むより、たくさん流し読みしたほうがいい!
自分で論文の良し悪しが判断できないので・・・
じっくり読んだのに、ハズレ論文ということがありうる
論文は「読んだら偉い」ものではない
「読んで、役立つものを見つけ、賢くなったから偉い」
読んでも、何も身についてなかったら、読んだ意味がなく、まったく偉くない
「ノルマなので読みました」は、ただの時間の無駄!
「論文の全体をとりあえず機械翻訳」は、絶対やっちゃダメ!
「機械翻訳を使うな」ではない。正しく使う
重要そうな部分を抜き出して、そこを段落単位で投げる
https://gyazo.com/7a35b56b693afaf4c23eda8dc5a03e5a
なぜ読み飛ばすことが必要か
論文は、じっくり読むと、すごく時間がかかる
英論文をフルで頭から全部理解しながら読むと、丸2日かかる(査読の時とか)
論文の理解度は、時間と正比例しない
じっくり読む:まる2日間
さっくり6割くらいの理解度で読む:半日
滅茶苦茶読み込まないといけない論文でもなければ、数をこなした方が、得
1本をじっくり読むくらいなら、さっくり4本読んだ方が良い
そのうえで、超重要な1本にぶち当たったら、それを改めてじっくり読む
論文を読む際の、読み順
イントロから順番に読むということはしない
1.タイトルとアブストを読む
2.図表を読む。特に、実験結果のグラフや表を読む
3.箇条書きなどで、重要そうな部分を読む
4.手法を読む
5.イントロを読む
6.それ以外の必要な部分を読む
アブストの読み方
アブスト = 論文全体の要約
「この論文に書いてあることは、自分に役に立ちそうか」を判断するのに使う
アブストを読んで、役に立ちそうにない論文だったら、読むのをやめる
アブストは機械翻訳しやすい
よく書かれた論文のアブストは、定められた文法と文体で書いてある
極端な専門用語や略語が使われることが少ない
そのため、機械翻訳でも正しい意味に翻訳されやすいので、まずはアブストを読んで論文の良し悪しを判断する
(ここら辺は後で足す)
論文を読む際のツール
機械翻訳
shaper
論文の改行をいい感じに翻訳しやすくして、Deeplに投げてくれる
iPadアプリ
PDF expert
無料版で十分
論文の余白を拡大しながら、そこに和訳メモを書き足して読む
辞書
英辞郎(アルク)
学術的な語彙に、比較的強い