Kohya_ss GUIをubuntuで実装する
LoRAを自作することができるツール「Kohya_ss」をUbuntu上に実装し、Web UIを使用する手順をまとめる
Web上にはWindows環境で実装する記事が多く、UbuntuやLinux環境での実装に関する記事(特に日本語記事)はほぼ存在しなかったため、本記事はかなり有益であると言えます!
YouTubeで海外の方が解説されている動画を参考にまとめました
/icons/hr.icon
実装環境
Ubuntu 22.04
実装手順
以下、プロンプトで作業してください
インストール用のディレクトリを作成する(任意の場所に)
作成したディレクトリに移動し、以下のコマンドでリポジトリをクローンする
git clone https://github.com/bmaltais/kohya_ss.git
「kohya_ss」ディレクトリが直下に作成されるので、移動する
cd kohya_ss
セットアップ用のファイルを実行できるように、権限を付与する
sudo chmod 777 ./setup.sh
sudoコマンドは必要に応じて、付与する権限も自分が実行できるようになればかまわない
セットアップ用のファイルを実行する
./setup.sh
結構時間がかかるが、慌てず待つ
以下のコマンドで仮想環境を用意する
source ./venv/bin/activate
以下のコマンドを実行し、コンピュータからの質問に回答していく
accelerate config
「In which computer environment are you using?」:This machine
「Please select a choice of ...」:No distributed training
「Do you want to run your trainging machine...(略)」:NO
「Do you wish to optimize...(略)」:NO
「Do you want to use DeepSpeed?」:NO
「What GPU(s) (by id) should be...(略)」:all
「Do you wish to use FP16 or...(略)」:(30xx系か40xx系のグラボなら)bf16
以下のコマンドを実行し、Kohya_ss GUIを立ち上げる
./gui.sh
URLが表示されるので、ctrl+クリックかURLをブラウザでベタ打ちすることで、Web上のUIを表示することができる
二回目以降の起動時は、kohya_ssディレクトリに移動して./gui.shを実行するとURLが出現し、アクセスできるようになる
多分こいつを仮想環境で動かさないと、Stable Diffusionが壊れる(壊れた@12/04)
使い方は他の記事を参考
参考資料
Life is boring, so programming「Stable Diffusion how to install kohya-ss GUI for LoRA training on Linux」
/icons/hr.icon
MEMO
画像を「1.jpg」「2.jpg」...みたいな連番に名前を変更するときの自働化コマンド
windows用
コマンドプロンプトではなくWindows Powershellで実行すること
目的の画像が存在するディレクトリまで移動して使用すること(大切なファイルも名前が変わることになります)
code:windows
$i = 1
Get-ChildItem -Filter *.jpg | Sort-Object | ForEach-Object {
$newName = "{0}.jpg" -f $i
Rename-Item $_.FullName -NewName $newName -Force
$i++
}
SSH接続している場合、参照先のフォルダパスを記述するときは、もとのマシン内のパスを指定すること
なにやら設定が違った場合は、kohya_ssディレクトリごと削除してしまえば大丈夫。もう一度git cloneすればよい
「Save trained model as」をsafetensorsに選択しないと動かないので注意
LoRA学習用のキャプション生成
Web UI用の拡張機能(wd14)はアーカイブされて使えなくなった
Kohya_ss GUIのキャプション生成機能も動かなかった
stable diffusion Web UIの拡張機能(Dataset Tag Editor)も動かなかった
スタンドアローン版のDataset Tag Editorを使用する←今ここ←上手くできた
作業録
2023/12/01
LoRAの作成が可能になった
2024/03/21
Max resolutionを調整しないと、学習画像が勝手にリサイズされてしまうらしい
精度の悪い原因はこれか...
背景は削除した方がいいらしい
rembgで対応