はつゆきさくら
2012年 SAGA PLANETS
https://scrapbox.io/files/6978d1c332ce54bc14990685.png
総評
85点
嫌いじゃないけど……ちょっと冗長だった気はする
シーンとか卒業式とか、美しいと思ったCGが多かった
音楽も良かった(「HesitationSnowってはつゆきさくらの曲だったんだ」レベルで言ってる)けど、BGMの付け方が初雪の「あぁ?」ぐらい極端というか、曲で無理やり不安にさせてる場面が多かったように思う
攻略した順
(Prologue) → ラン → 綾(浪人) → あずま → シロクマ → 希 →サブキャラ回収 → 桜BAD → 桜 → 綾another
ヒロインとしては綾とあずま(なぜか苗字呼び)、√はシロクマ√と希√が好きだった
強く生きるヒロインたちの成長を見ていてホロッと来た(特にシロクマ)
Graduation編は(ギャグ時空ちょっと入ってるけど)これまでの謎が解明されて卒業へ
卒業へ向かっていくなあ、と淡々と読んでる感じで、泣ける感じとかではなかった
個別ヒロイン雑感(あとで追記)
小坂井綾(浪人):
・ヒロインとしては一番好きかも(未来ノスタルジアの伊織パターンだ)
・綾に「ゆきち」呼びされるの最高
・最初は理不尽な暴力キャラだと思った
あずま(夜):
・面白キャラ枠だったけど綾の次に好き
・なぜかずっと苗字呼び……台詞表示も あずま「……」だし
・ナイトメアがあずまの本音みたいで面白かった
・√でのゴーストダンス、終盤で初雪の周りに陣を描く時にも活躍して最高だった
シロクマ:
・期待してなかったけど一番好きな√だった
・白咲学園に入学した後のシロクマがめちゃいい
東雲希:
・CV杏子御津さんだし、男言葉じゃなかったらただのロリキャラになってたかも
・初雪との「なーごっ」「わおーんっ」は印象に残る会話
竹田さん:
・CV結衣菜枠(本作購入の決め手)。聞いてるだけで嬉しい結衣菜さんボイス
・なぜか攻略できない
・初雪のことを結構よく見てて、綾並に理解してる
・シーンとまでは行かなくても、もうちょい心理描写が欲しかったかも(とはいえ卒業式のあの一言以上は蛇足というやつか)
金崎さん:
・せっかく綺麗めのビジュだしシーン欲しかったかも(百合でも可)
玉樹桜(バニー):
・面白い子だしシーンCGも綺麗だったけど、思ったほど感情移入できなかった
・序盤で貸してた1500円?はどうなったのか気になっちゃう
・がんもどき好きなのって何か深読みすべきポイントだったりする?
ネム:
・ウィッキー!
サクヤ:
・途中から初雪を救おうとしているのが分かってきて好感度爆上がり
ラン:
・ランはヒロインに入るのかな(一応シーンもあるしヒロインかな)
・途中から(サクヤとは逆に)初雪を復讐に向かわせようとしているのが分かってきてちょっと複雑
・酔っ払った初雪にジャイアントスイングする怪力はどこから
その他サブキャラ
久保:
・結局初雪に名前覚えてもらえなかったな……こいつはこいつで希のことを「1年」とか言ってるし仕方ないね
室屋:
・Graduationで見せ場が来て面白かった
東雲妻:
・むかつく暴力キャラだったのが後半初雪の騎士みたいになっててうける
・妻が調べていたこととか、東雲家の事とか、もうちょっと掘り下げてほしかったかも
来栖:
・Graduation編の「友達感謝の日」に初雪が(メールのやりとりの多さで)山本を選んだことに嫉妬してるみたいに見えて面白かった
宮棟:
・こいつら「カスガ」は結局何でそこまで偉そうというか正義ヅラをしてたのかよく分からなかった
アキラ:
・コインロッカーから金の入ったバッグを取り出すのをわざわざ初雪にやらせてて、自分では物体に触れられない幽霊なのか?と思ったけど綾に憑依してたならあんまり関係なさそう
初雪について
彼こそが真のノンデリ主人公。恥ずかしがりを暴言で表現する(あの晴れわたる空より高くの暁有佐の行き過ぎたツンデレのような)部分にはそこまでの嫌悪感はなかったものの、復讐に執着する部分への共感のしにくさとか、好きになった女のために思考停止する薄っぺらさというか動機の説得力のなさが気になった
最後まで取り憑いていた実父との戦いを制し、文字通り「憑き物が落ちた」初雪が普通の人間として迎える卒業式、春、桜。
卒業式の後で金崎が「あの子のこと、思い出したくなったら、河野っちに電話するよ」って言った時「そうしろ」って言う場面、それまでの初雪だったら考えられない対応で、彼の大きな変化というか、冬を出て春に辿り着けたんだなと実感した
その他、気になったこと
生者vs死者、人間vsゴーストとかいうより、全体を通して絶望的なまでに「力こそ正義」な世界観だと思った
初雪、妻、綾、サクヤ、宮棟、……
こいつら暴力で解決しがちで言葉にいまいち説得力がない(初雪的に言えば「ペラペラ」言ってるだけ。初雪もなんだけど)
復讐については単に、人を洗脳してテロリストにする仕組みみたいなものを見せられてるんだなと思った
「懐かしい人達に会える」とか、具体的に1人だって名前を挙げられない雰囲気だけの言葉で洗脳されてるのが気持ち悪かった
洗脳、あるいは受け売りの復讐心(ということが分かるので描写が上手い)
あずま√のミクと井口翔子(スケートの人)が胸糞キャラすぎるのとか
「人を呪わば穴二つ」って、本当に怪我が呪いのせいだと信じてないと出てこない発想だと思うのにあずまの怪我の話になるといつも出てくるから絶対に怪しい(そういう筋書きというかナラティブを意図して流布している黒幕がいる)と思ってた
真実は予想以上に黒かった
#作品個別