GINKA
ネタバレ処理ちゃんとしてないので未プレイの方は引き返して
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table:登場人物
流星 青羽 流星 - 主人公
銀花 四ノ宮 銀花 長谷川育美 巫女として生まれた
ギンカ 長谷川育美 銀花に似た銀髪アホ毛少女。ひまわりには見えない、流星には見えるが触れられない → 見えるし触れられるようになった
ひまわり 海野 ひまわり 長縄まりあ 制服の女の子(店の前のベンチで携帯ゲームで遊んでいる);リュウにぃ呼び。1人称は「ひま」
リン 涼代 リン 伊藤彩沙 2つ年上。リン姉。女子ながらガキ大将
草二 七守 草二 森嶋秀太 同い年
ゴン太 犬。通称「ゴロマキゴン太」
なずちゃんせんせー 荒羅伎 なずな 安済知佳 小学校時代の流星の担任
ウメさん サワダマート
山下のばっちゃん(名前のみ) 「イチゴを盗み食いしに来た悪ガキをカマを持って追い回す」婆さま
豆腐屋の次男坊 「仕事もせずに毎晩飲み歩いて、昼間はいつも寝てるどうしようもない男」5年前は「ひめ島にIT革命を起こす!」と夢に燃える若者だった
あんず
ひめ島
碧ヶ崎(あおがさき)港
海に立つ鳥居
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(5年前)当時小学5年生
さっきから俺はペンを片手に、真剣な顔で真っ白な髪を睨んでいた。
紙は蝶の形をしている。
ここに願い事を書き込み、折りたたんで封をする。夏祭りの夜にそれを”流す"と、神様のところへ届いて願い事が叶う。
カタシロ流し
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サマポケに類似したモチーフがあちこちに出てくるね
「カタシロ」(蝶の形の紙):七影蝶
「お役目様」(銀花):鳴瀬家の人(しろは)
なずちゃんせんせー:鏡子さん
りんご飴を買って学校の教室で銀花を待っていた流星
銀花はカタシロ流しで海へ出たきり、二度と帰ってこなかった
コンビニ「サワダマート」(←釣具屋「沢田釣具店」)
碧ヶ崎小学校
"組織"の会合
少女「……おかえりなさい、リュウセイ」
サワダマート(うめさん)、2階は下宿(なずちゃんせんせー管轄)
不思議な少女「……(ふるふる)」
口で「ふるふる」言ってるのうける
サンサンフラワーロード
侵略的外来種 ←流星のあだ名らしい
銀花?の姿はひまわりには見えていないらしい
流星には見えるが触れることはできない
夜中に一人、ひまわりから借りたゴムボートで神域へ向かう流星
(鳥居をくぐらずBADEND1を踏みに行く)
鳥居をくぐる
蝶が飛んでくるところまでは同じ、か
(くぐらない選択では蝶に構うなと言ってBADENDになる)
誰かの声(蝶?)「呪いの声を聞いちゃダメ」
少女(ギンカ)の口移しで呼吸して
すぐ傍に大好きだった娘の存在を感じられて。
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誰かの声「……私はあなたのお嫁さんになるの。それが願い事」
流星(……その願い事、叶えよう)
誰かの声「いいの?」
流星(ああ……俺も叶えたい)
気がつけばボートの上で倒れていて、傍らに少女
流星「銀花……君が助けてくれたのか。今のはいったい……」
ギンカ「呪い。弱い心に取り憑いて、悪い夢を見せる」
朽ちかけた大樹が1本中央にそびえ立つ、荒涼とした「神様の島」
神域。常春ノ国とも呼ばれる。
島へは行くなと、ギンカ?に止められ(引き返す)
流星が触れることもできないギンカとは別れる
異なる世界の狭間にいる?ギンカ
ギンカの元に流星のカタシロの蝶が?流れ着く
浜辺へ流れ着いていた流星はゴン太に起こされる
流星「帰って風呂に入ろう。全身砂まみれだ」
先生「流星!」
流星「おはようっす、先生……今何時?」
先生「今までどこに行ってたの!!!」
流星「なんか海で寝てたみたい」
先生「海で寝てたって…………3日間も?」
時間の流れ方が違う(ウラシマ効果的な)
先生「ところで、その女の子は誰?」
流星の背後に隠れていた少女を先生が見つける
・・・
先生「……えっ……姫様?」
ギンカ「…………」
ギンカ「私は…………ギンカ」
ギンカ「……あのね……うんと…………」
ギンカ「…………流星のお嫁さんになるの…………」
先生「お嫁さん??」
流星「……だ、そうです」
ギンカと名乗る
流星の手を握ることもできる
少年時代の回想シーン
ホームランボールが四ノ宮邸に入ってしまった
地元の少年たちは怖がって逃げてしまうが(他所から来た)流星は入っていく
そこで銀花と出会う
ポメラニアン飼ってる
〜
今はみんなと同じ(見えるし触れる)身体があるギンカだけど
触れなかった頃になぜカレーが食べられたのかは分からないまま
ひまわりに連れられて「ボス」にギンカを会わせに行く……学校へ
ボス=メガネの男=草二
夏祭り復興の計画に組み入れられそうになるが拒否
流星やギンカの気持ち(というかトラウマというか)を全く考えない草二はないわー
ギンカは先生に連れ帰ってもらって
ギンカがいなくなって、安堵の息を漏らす。
俺はもう高校生で、ギンカは小学生。けれども、一緒にいるとどうしても意識してしまう。
あの娘は俺の初恋の女の子だから。
流星から見るとギンカはかつての想い人というよりは銀花の面影をもつ小学生のガキなのね、と思ってたけど
ちょっとはそういう気持ちあるのか
海の霧から現れたゾンビみたいな存在(淀み)
流れ星
流れ星が落ちてきて現れた何者かの人影(女性)
人影は刀で淀みを断ち切り
切れたのは蝶
一部始終を見ていたゴン太
ラジオ体操、ならぬラジオ護身術
なんかこの辺りも含め紬√っぽい
通り魔:若い女
マチェットを構えた制服姿の女で、島民ではない
目撃したのは豆腐屋の次男坊
刃物をもった者と対峙した場合どうすれば良いかと草二に聞かれて先生は「逃げなさい」と
極めてまともな回答
先生「剣道三倍段という言葉があってね、簡単に言うと剣道は素手の三倍強いって意味なんだけど。拳法の達人でも武器を持った相手とまともに戦ったら、ほとんど勝ち目はない」
よく聞く話だね
先生「あなたたちに護身術を教えているけど、戦うのはあくまで最後の手段。武器の有無に関係なく、可能な限り逃げるのを優先する事。いいわね」
いい先生だ
流星(夏休み裏計画。友達を作ろう、まずは上々な滑り出しだ)
ギンカには話してない裏のミッションがあった。その一つが、ギンカに友達を作ってやる事。
流星(俺はずっとギンカの傍にいてやれるわけじゃないからな)
そうなのか流星
サンサンフラワーロードに買い出し
流星「ここはなんでも揃う、ここになければ諦めるしかない、島の物流センター・デパートシゲタ」
ギンカとかき氷(ブルーハワイ)を食べていると
女(通り魔?)が流星の喉元に刀を
何を渡せと言っているかと思えばかき氷
何者か「ひとつ忠告しておく。あなた、悪いモノに憑かれてる」
また銀花風の女子が現れた。今度の銀花は腰に帯刀している上に腹ペコさんだ
昼間にブルーハワイを強奪していったあいつだ
カレーをご馳走してやるが……こいつも辛いモノ苦手かよ
流星「君は誰?」
女の子「誰とは?」
流星「いやだから、名前とか」
女の子「教えるわけにはいかない。名を明かす事で呪術にかけられる。私は”呪い”から身を守る必要がある」
女の子によると、流星に取り憑いている「悪いモノ」とはギンカのことらしい
女の子「ギンカ……?」
流星「あの娘は”悪いモノ”なんかじゃないぞ。神隠しにあってただけで」
女の子「”ギンカ”が神隠しにあった?」
流星「ああ、そうだ。島の人間なら誰でも知ってる」
女の子「……そう。そういう事になっているのね」
何か大事なことを知っている様子
女の子が剣をもっている理由は……
女の子「私は神様を探すために、ここへ来た」
流星「……探して、どうするんだ……」
女の子「殺す」
スイカ割り
ギンカに割らせてやろうと回りは画策
まあ実力でギンカが普通に割った感じに見えるけど
リン「ねえ、知ってる? カタシロに書いた願い事は叶わないんだよ」
・・・
リン「お婆ちゃんが言ってた。人間、過ぎた願いは持たない方が幸せだって。だからカタシロに封じて捨ててしまうの」
リン姉はいつも通りの笑顔に戻って、店に入っていった。
その肩に、さっきの蝶が止まっていた。
流星「……カタシロに書いた願いは叶わない?」
それじゃリン姉は、願い事を捨てたくて夏祭りをやりたいって言ってる事になるじゃないか。
何かこれは意味深だぞ
回想シーン
流星に取り憑いたものを、口づけて息を吹き込んで退散させた銀花
銀花「こっ、これは息吹って言って……生命力を直接吹き込む事で、取り憑いた”悪いモノ”を追い出す術なのっ」
ゴムボートが流れてきて喜ぶひまわり
共に流れてくる黒い霧。ゴムボートの上にはゾンビ?
取り憑かれそうになるひまわり、戦うギンカ
カレーの匂いにひかれてやってきた「ブルーハワイ」(剣を携えた女)
彼女も島に流れてくる霧とゾンビ達(呪い)の気配に気づく
ギンカ「”神様の島”が近くに来てる。そのせいで世界が重なって、呪いがあふれ出てきちゃってる」
呪いを引き寄せている元凶であるとしてギンカを斬ろうとするブルーハワイ
流星はそれを防ぐ
リン(憑依)『あんたらを叩き潰せばおわり。島から”願い”をきれいさっぱり根絶やしにできる』
憑依されたリン(ていうかいつから?)に突っ込んでいって、死んでもいい方(BADEND2)を踏む
リンも闇が深いな……
ギリギリまで生きる事を諦めない方へ
途中まで(蝶を肩に乗せられたり)同じ
その後、銀花の「息吹」
で
流星がリンを押さえつけて、銀花がリンから悪霊を追い払う
そしたら他の「呪い」たちも去って行った
呪いを引き寄せていたのは(やはり)リンなのか?
消えていく「神様の島」を見て、ブルーハワイがその荒廃っぷりに驚いている
万事解決して下宿に戻ってくるとブルーハワイがカレーを(辛さを耐えながら)食べてる
私が「銀花」だと言う
銀花?(年相応) vs ギンカ(ガキ)
銀花?はギンカに、なぜ神様の島があんなに荒れ果てたのか尋ねる
ギンカ「神様が死んでしまったから」
(5年前)転校すること、その理由を銀花にも言えなかった流星
でも俺にも実感がなかった。あと何年かしないうちに、自分が死んでしまうなんて。
ブルーハワイが本当に銀花なのか?
(移住した家族と別行動でひめ島に滞在している?)
銀花「あなたこそ、本当に流星なの……?」
流星「? もちろんだ。なんなら証拠を見せようか」
俺だけが知っている銀花の秘密がある。
流星「銀花はウサちゃんのプリントされたパンツがお気に入りだったが、小5になった時、子どもっぽすぎるんじゃないかって悩んでいた」
銀花「呪いは願いよ」
流星「呪いが……願い?」
銀花「人々が神様に送った願い事が、叶う事なく海に沈み、腐り果てた姿」
「叶わぬ願いを果たそうと人に取り憑くけれど、呪いは触れた人の願いも腐らせてしまう……」
銀花「それから、あなたをどこへ連れ戻すのかという質問だったわね」
流星「ああ」
銀花「あなたは私が”神隠し”にあったと思っているようだけど……それは間違いよ」
流星「?」
銀花「”神隠し”に『あっている』のはあなたよ、流星」
流星「えーー?」
銀花「流星は今、”神隠し”にあっている。だから私は、連れ戻しにここへ来たの」
おおお!?!?
銀花「ここは現世(ウツシヨ)じゃない」
???「願い事を叶えて欲しい。そしたら、どんな代償も捧げるから」
???「代わりに私の命がなくなってもいい……」
???「だからお願い、『流星を』生き返らせて」
流星(え? 今、なんて……?)
遺体の傍らに立ち、懇願しているのは俺ではなかった。
これを言ってたの流星じゃなかったんだ……
俺が引きずってきたはずの少女が、そこにいてしゃべっていた。
なら、足元の遺体はーー
少女だと思っていた遺体は、少年だった。
流星(俺がーー死んでる??)
眠るように静かに、息もしていない。
心臓も、とうに止まっている。
その遺体は俺だった。
夏祭りの準備
ご飯を炊き、カレーを作る子どもたち
流星が山下さんの所から戻ってくるまでカレーを食べるのは待っていようとするギンカ
(教室で泣きながら食べてた)
ギンカ「……なんで帰っちゃうの? ずっと一緒にいてくれるって、流星言ってたよ?」
流星「……すまん。でも俺、この世界が現実じゃないって知っちゃったから……」
流星「俺は一度死んで、”神隠し”にあって……ここにいるんだろ?」
ギンカ「そんなの知らないっ! ……知らないもん……」
流星「……」
ずっと一緒だ。そんな風に言ったのは、俺が今どこにいるかを知る以前の事だ。
でも、それにしたって同じ。
俺は自らの死期を悟ってこの島へ来た。
死ぬ前に、”神隠し”にあった幼なじみの行方を知りたくて、気まぐれなバイク旅の途中でフェリーに乗った。
それが島に来る以前の『存在しない記憶』であろうと、ずっと一緒にいられない事はすでに知っていた。
流星の分のカレーを銀花(ブルーハワイ)に食わせて
「明日はよろしく頼む」(BADEND3へ)
雨がぽつぽつと
テントの篝火を守っていた草二は何者か(襲撃者)に襲われ
火は消されてしまう
ギンカを探していた流星は海岸で茫然自失としていたギンカを見つけるが(自分がギンカという名前なのかわからなくなってる)
「呪い」のゾンビが現れる
探しに来たリン姉やひまわりと合流
流星の心臓が止まってしまう
銀花がゾンビを倒す
リン「流星が……」
銀花「呼吸が止まっている……」
銀花「もう時間がない。今すぐ、現世に帰らないと、流星は助からない」
ギンカ「ヤダ……。約束したもん、明日一緒に夏祭り行くって。リンゴ飴食べるって……」
銀花「どの道、その約束は守れない。放っておけば、流星は今この場で死ぬ」
リン「そんな……」
リンとひまわりを学校へ返して
銀花「これから彼を”神様の島”へ連れていく。異論はないわね」
ギンカ「……いい」
「そのかわり……とどけてほしいものがあるの」
ギンカ「いいけど、何を?」
ギンカ「……流星の願い事」
・・・
ただ、ギンカがいた場所に、何かが落ちていた。
銀花「……これは」
カタシロ。羽に、青い模様のついた。
銀花はそれを拾って、ポケットにしまった。
銀花「届けるわ、必ずーー」
なんか切ない流れだ
その後浜辺で目を覚ます流星
現世に帰ってきたのか?
銀花「これで私の”お役目”は終わり。後は先生や、みんなに頼む事にするわ」
銀花は憑き物が落ちたように、晴れやかに言った。
銀花「それじゃ、もう行くね」
流星「え、でも……」
銀花「責任は、もう果たしたから」
銀花「バイバイ、流星」
心にぽっかり穴が空いていて、何があったのか思い出せない流星
ここで終わりかよ
BADというほどでもないかもしれないけどTRUEではないわな
・・・
「やっぱりここに残りたい」ほうへ
ギンカを捕まえる√(本当にこっちが正しいのか?)
この世界が嘘か現実かなんてどうでもよくて、大事なのは俺が求めた安らぎがあるかどうかなのだ。
これは一周二周回って深いな
雨がぽつりぽつり来て学校に戻ろうとギンカに言ってから草二側シーン
襲撃者に祭壇の火を消されたところで
草二はそれを見届け、意識を失った。
襲撃者は目的を達成し、その場から立ち去ろうとする。
幸いここには、他に誰もいない。肝試しのため、草二以外は出払っているーーはずだった。
誰かの声「やはり動いたわね」
襲撃者って銀花?と思っちゃってたけど(それならそうで矛盾がある)、そうじゃなかったのか
襲撃者「……」
銀花「儀式を妨害する者がいるとすれば、あなただろうと思ってた。荒羅伎先生」
なにー
浜辺ではリン姉とひまわりがやってきて、ゾンビも現れて(ここは一緒か)
流星の心臓が止まってしまうのも同じ
蝶になった流星はまたひめ島に降りてきて
先生をやめてニートのビールクズになったなずっちゃん(と介抱するリン姉)を見てる
流星を殺したのは私だと言ってる
襲撃者の場面に戻る
銀花との格闘シーン
先生は取り憑かれていた
先生『……私は私……取り憑いているとしたら、先祖から受け継がれた一族の悲願……』
銀花「……取り憑かれてたんじゃない。先生自身が呪いに堕ちてしまっていた……」
銀花「あの時、大量の呪いを呼び寄せたのも先生だったのね」
蝶になった方の流星は、元の世界に帰りたいがどうしたらいいか分からない
ゴン太の導きで鳥居へ向かうことに
蘇生する流星
流星の心臓のことを銀花に教えたのは先生だった
(先生しか知らない事実だから先生しかありえないんだけど最初から除外していた)
それで銀花は禁忌を犯して神域に入り、追ってきた流星を死なせてしまった
先生『……一族の悲願のため……。それをするのが私の生まれた理由だって、お婆様に教えられて生きてきたの……』
先生『でもね、そのせいでいなくなっちゃった』
銀花「だから今度は、流星を帰さないよう儀式を妨害したの?」
先生『ええ。だってそれが私の”願い事”なんだもの』
先生『流星に最高の夏休みを過ごさせてあげるのが、私の願い。あなたさえいなくなれば、願いは叶う』
先生『だから、ごめんなさい。消えて』
どゆことよ
黒い灰になって消えていった銀花
"神様の島”に連れていってくれとギンカに頼むが、ギンカは拒絶する
流星 vs 先生
とどめを刺せず先生(呪い)が復活
先生『私の願い事はね……流星への贖罪。私のせいであなたを死なせてしまった事を、後悔して生きてきた』
流星「ハァ、ハァ……ハァ……先生が銀花に俺の心臓の事を話したんだな。そのせいであいつは禁忌を犯して神域へ……」
「最後に教えて……どうしてそんな事をしたの?」
先生『私の祖先はね、ここから遠い土地で自分たちの神様を祀って暮らしていたそうなの』
『けれどそんなある日、集落は侵略を受け、神様は殺されてしまった』
『生き残った者は流浪の民となり、散り散りになった』
『そのうちの誰かが、噂を聞きつけた。ひめ島に、どんな願いも叶えてくれる神様がいると』
『私の何代か前の祖先が、この島に移り住んだのは、神様を盗むため』
『強い力を持つ神様を自分たちのモノにし、かつての安寧を取り戻そうと考えた』
流星「神様を盗む……?」
先生『そのためには、神域の門を開く必要があった。それができるのは”お役目様”だけ。私は祖母の言いつけで修行に励むかたわら、島民に溶け込むために小学校の教師となった』
流星「まさか、銀花の家庭教師をしていたのも……」
先生『四ノ宮家に入り込み、”お役目様”に近づき、秘儀を暴くためよ』
『だから、あなたが姫様を学校へ連れ出してくれた時は嬉しかったわ。ガードの堅い姫様に付け入る隙を作ってくれたから』
流星「……」
先生『そして5年後の夏祭りの夜、好機が訪れた。姫様にあなたの心臓の事を伝え、神域への門を開かせようとした』
カタシロ流しは、神域へカタシロを送るために行うが、”お役目様”が現世から異界へ入る事はない。それは禁忌とされている。
銀花は掟を破った。
流星「なら先生は……神様を盗めたの?」
先生は首を振る。
先生『……できなかった……』
流星「どうして?」
先生『……姫様を追って子どもが海に飛び込んだって報せを聞いた。すぐにあなただって分かった』
『流星が”神隠し”にあったーー』
流星を抱いて学校へ連れ帰ろうとする先生
ーーなあ、ギンカ…………おまえは誰なんだ?
ギンカが誰かなんて、どうでもよかったんだ。
ただ、こう伝えればよかった。
流星「……愛してるよ、ギンカ……」
先生を後ろから金属バットで倒すギンカ
ギンカ「……荒ぶる願いと、哀れな呪いにやすらぎを……」
先生は消えて蝶になる
流星があの日カタシロに書いた願いは
『壊れてない心臓がほしい』
心臓が止まってしまった流星を引きずってギンカは(門を開いて)神様の島へ
流星は蝶になっている
腐らずに保たれている流星の死体
「ここでバイバイ」
流星(どうして……)
ギンカ「流星が目覚めたら、みんな消えちゃう。全部夢だから」
「学校も、お店も、ふたりで暮らしたお部屋も、島のみんなも……私も」
「流星の身体が、『生き返るまで』の間に見てた夢だから」
「私、知ってるよ。流星の願い事」
「ほら見て、新しい心臓」
俺の身体の左胸が、仄かに輝いていた。
生命力に溢れたエメラルドグリーンの光を放っている。
ギンカ「神様がくれたやつ」
流星(それじゃダメなんだ)
(新しい心臓がほしかったんじゃない)
(心臓をもらって、生きたかったんだ、銀花とーー)
ギンカ「あのね……うんとね……」
「好きだったよ、流星」
ギンカが蝶の俺を、エメラルドグリーンに輝く心臓に宿らせた。
しかしもう、そこには誰もいなかった。
消えていた。
今この瞬間まで、そこにいたはずの少女が。
ぽとりと、何かが落ちる音がした。
枯れた草花の中にーー
青い目印の付いたカタシロが落ちていた。
俺は全てを察した。
カタシロは思いを宿す。
最初、触れる事のできなかったギンカに触れられるようになったのは、かりそめの器に宿っていたから。
先生もリン姉もひまわりも草二も、他の人たちも皆、元々自らが流したカタシロに宿った想いだったんだ。
ギンカは俺のカタシロを器にしていたから、だから俺の書いた願い事を知っていた。
『壊れてない心臓がほしい』
その願いを、ここまで届けてくれた。
流星「戻ってきてくれ……ギンカ、そうじゃないんだ」
ここ一番好き
気がつくと砂浜で倒れていた流星(これはBADと同じか)
銀花は流星を助けるために、自らの命ではなく、流星を思う気持ちを代償として求められた
銀花にとって自らの命より、流星の命の方が重くて釣り合わないため
で
ーーならば、私も応えよう。
ーー我が命をもって、この者の命としよう……
花々が咲き誇り、その蜜を求めて蝶が舞っていた島は、見る影もなく荒涼としていた。
神様が死んだ島に、少女がぽつんと立っている。
島が荒れ果てていたのは、流星の命となったからか
少女は自分がなぜここにいるのか、自分が誰なのかさえ解っていない。
命の死に絶えた島で、少女が親しみを持てるのは、足元に横たわる少年だけだった。
・・・
少女「リュウセイ……?」
少女はなぜだか少年の名を知っていた。
自分の名さえ、まだ知らないのにーー
流星「ギンカは……銀花だったんだ……」
神様は自分の命を俺に与え、銀花の願いに応えた。
その代償として捧げられた、俺を想う銀花の心は、枯れ果てた島に取り残された。
それがギンカだった。
沢田釣具店になってた
ベンチでゲームをするひまわりには流星のことが分からない
朝顔が咲いている
ポケットから(赤く彩色された)カタシロ
https://scrapbox.io/files/66fcabef2a04e9001c4387a3.png
『ずっとずっと、流星と一緒にいたい』
涙をこぼす流星
ギンカはいない
俺の書いた願い事はーー『壊れてない心臓がほしい』
流星「おまえがいなきゃ意味がないんだよ!」
流星「俺が生きたかったのは、おまえがいたからなんだよ……ギンカ」
ここでENDING
Go to the "NEXT" scene …
とな
NEXT
起きたらサワダマートだ
沢田釣具店からコンビニに(看板が)変わったばかり
"神隠し"から帰ってきて、1年が経っていた。
現世に帰ってきて驚いたのは、俺が中学校をまるまる行っていなくて、高校生でもなかった事だ。
質問の答えがYESの時は何も答えないゴン太。いいやつだな
改めて流星のいる分校に「転校生」と称してやってきた四ノ宮銀花
神様になってしまった流星に刺客が放たれたので流星を守るんだとか
24時間……
トイレまで付いて来ようとするし
今日から一緒に住むとか言い出して
風呂も一緒に入ろうとするし(裸も直視できないくせに)
刺客は銀花の母の四ノ宮花憐(かれん)
先代の”お役目様”とな
流星「強いの……?」
先生「強いとかそういう次元じゃないわ……。幼い頃から異界を見つめ続けてきた花憐様は、ついに現世と隠り世の境界を見失った」
「花憐様の精神は常に”彼岸の境界”にいる」
花憐「私たち巫女の”お役目”が何か知ってる?」
花憐「生け贄」
花憐「神様が生み出す呪いを浄化し続け、やがて腐食されて自分が呪いに変わってしまう」
花憐「でも誰かがやらなくちゃいけなかったの。だから島で一番貧しい子が選ばれた」
花憐「口減らしのために、海へ捨てられるはずだった可哀想な娘……。それが”最初のお役目様”にして、四ノ宮家の祖先」
花憐「神様が呪いを振りまくだけじゃなく、願い事を叶えてくれると知ったとたん、島の人々の態度は変わった」
花憐「けれど、その時にはもう手遅れ。神様を扱えるのは、その哀れな娘だけになっていたというわけ」
花憐「その後も、呪いは生み出され、浄化するのは四ノ宮の巫女の”お役目”となった」
花憐「生まれて来てしまうのよ、巫女の印、銀色の髪をした娘が……」
花憐「神様が生きている限り、巫女は腐り続けてやがて死ぬ」
花憐「私は大昔の人間の残した呪いのために、あの娘を失いたくないの」
花憐の刃に散るかに見えたその一瞬、お守りにしていたギンカのカタシロが緑色に光る
カタシロは花憐に切り裂かれてしまったが
そこにギンカが現れ、花憐の前に立ちふさがる
ギンカは花憐の刀は奪うわ花憐に言うことを聞かせるわで滅法強い……
銀花の身体が呪いに蝕まれてもう限界であることを流星たちに伝える(彼女のために死んでやってくれと)
ギンカに習って銀花の呪いを浄化する流星
ギンカを伴って四ノ宮邸へ。花憐と話をしに来た
四ノ宮の屋敷に置かれた石はポメラニアンの墓ではないそうな
(まだ生きてるらしい)
(夏祭りのタイミングで)神様不在になった現世のひめ島に呪いがあふれた場合に島民が危険なので避難計画を立てる
祟りを演出して危機感をあおる
そのために、(銀花と流星以外には)姿の見えないギンカにあれこれポルターガイスト的な演出をしてもらう
草二パパからの援助
呪いに濁り苦しむ銀花を助ける流星
……流星から「息吹」を使った(使える)んだな
ギンカと銀花
https://scrapbox.io/files/66fcad2b45859b001c7547ee.png https://scrapbox.io/files/66fcad38d77008001c4941de.png https://scrapbox.io/files/66fcad40f95d81001c0b19c1.png
銀花「あなたは私でしょう。もう少し慎ましくしなさい」
ギンカ「あなたこそ、隠してるものを出しなさい」
ギンカ「ウソだね。私がウソつく時と同じ顔だ」
これ好き
ギンカとの水遊びで、くだらないことをして心の底から笑う銀花
銀花「ねえ」
ギンカ「?」
銀花「私の中に……還りたい?」
ギンカ「えっ」
銀花「今、露骨に嫌そうな顔をしたわね」
ギンカ「うーーん」
銀花「真面目に考えてくれなくていいわ。どうせイヤって言うでしょ」
ギンカ「…………還りたい」
銀花「え?」
意外な答えだったので、思わず聞き返してしまった。
ギンカ「……だって、そうしないと私は消えちゃう。消えちゃったら、流星と結婚できないもん」
銀花「そうね」
ギンカ「うーーーーヤダ! ヤダよぉっ! 流星とずっとずっとずーーーーーーっと一緒にいるんだもん!!!」
銀花「……」
ギンカ「ずっとずっと今のままじゃダメなの?」
銀花「夏が終わらなきゃいいのにって、子どもの頃は私も思ってた。でも、お祭りはいつか終わるの。無邪気な子どものままじゃいられない」
私は屈んで、ギンカの手に触れる。
その手は握れないけれど、彼女の霊的存在を感じる。
私が捨ててしまった、きっと大切だった想い。
銀花「……」
私は見つめ合う。憧れるほどに純真で無垢な、失われた私と。
ギンカ「……ねえ、銀花。私をあなたの中に入れて」
銀花はギンカを剣で刺し殺してしまう
浜辺で花憐に殺されそうになるところを草二に救われる
解除しなければ一週間後に心臓を突き刺す呪いの針を刺された(お前ももう十分「呪い」だよ花憐……)
草二「それで、勝算はあるのか」
流星「……」
首を振る。
流星「銀花がいれば、あるいは……と思ってたけど……俺一人じゃ、”神様の島”へ行っても何をしたらいいのか」
草二「そうじゃない」
流星「?」
草二「姫様を救う手立てはあるのか、と聞いている」
流星「それは……」
草二「ひめ島を護るために、姫様や貴様を犠牲にするのはもうたくさんだ。救われるなら、皆で」
流星「草二……」
草二「そのために俺たちも全力で手を尽くす。だから貴様は、姫様を救う事だけ考えていろ」
草二「俺たちの代で終わらせよう、負の連鎖を」
流星「ああ」
なんか草二がどんどんかっこよくなっていく
草二「もし俺が行けるなら行く。だが、”お役目様”を代行できるのは、この中ではひまわりだけだ」
草二「構いませんね、先生」
先生「……」
ここにいる大人は先生だけだ。
6年前の出来事を考えると、この決断を委ねるのは酷だろう。
だが、教師を辞めた今も、俺たちにとって先生は先生だった。
先生「……この世界は、私たちが思ってるよりずっと理不尽よ。ルールを守って、誰かの迷惑にならないように生きているだけじゃ、避けようのない不幸も起こる」
「自分の人生の責任は自分にしか取れないから。だから、決断は自分でしなきゃいけない。教師としてできるのは、その手助けだけ」
「やるというなら止めないわ。ただし、万全の準備をしましょう」
草二「もちろんです」
修行も足りず、呪いに太刀打ちできるはずもないひまわりを神域へ向かわせるのは危険すぎる
みんな、誰か(友達だと思っている誰か)を犠牲にしてこの先のうのうと生きてはいけない
花憐も同行することに
銀花『こうなってしまったのは、みんな私のせい。あの日、私が禁忌を犯したから』
流星(銀花は確かに禁忌を犯した。俺の蘇生を神様に願うという禁忌を)
流星(でも、なんかひっかかる……)
もし、まだ銀花を呪いから解放できるとするなら、呪いを祓うために”呪いに変わる前の願い”を知る必要がある。
流星「……?」
流星に寄ってきた蝶から何か気づかされたのか
四ノ宮の屋敷へ
ポメラニアンの墓と思っていた石
その下を掘り返すと
流星「……お菓子の缶?」
ただ、流星が探しているものはその中にはなかった
草二「姫様は自分が貴様を縛っているのが辛かったのだろう。だから、斬ったのだ……自分の分身を」
流星「ーーーー」
ーー私をあなたの人生の意味にしないで!
草二「ならば、貴様にできる事はなんだ?」
流星「俺にできる事……」
悩む俺に、じれったそうに草二が言う。
草二「姫様がいて幸せだったと、姫様自身に教えてやる事だ。ちがうか?」
洞に入り、呪いとなったヒルコ様の死骸に手を伸ばす流星
洞の中から神様視点で世界を見る
"神様の島”に流された黒髪の少女
食べてほしいと言っても食べてはくれない
願いを叶える引き換えに、自慢の黒髪を求められ差し出す(そして銀花のような銀色の髪になる)
今、神様が願い事を叶えた。
神様の中にいる俺は、はっきりとそう感じ取った。
それは無から有を生むような力ではない。
流星(……世界をすり替えた……??)
世界に存在する可能性のゆらぎの中から、女の子が望む世界を選び取ったような感じだった。
願いが叶うと、蝶は光となって溶けて消えてしまった。
こういう(量子力学みたいな)世界観わりと好き
ならば、この女の子は何を願ったのか?
艶やかな黒髪が唯一の自慢だった少女。島の人間から生贄として捧げられた、哀れな娘の”願い事”はーー
ーー島のみんなが飢えずに済みますように。
生け贄は、海から流れ着いた異形の神の機嫌を取るためであり、口減らしでもあるのだろう。
島の北部にある鉱脈の所在を少女に伝え、島に返した”神様”
女の子はすくっと立ち上がり、海へと駆けていった。
島の人たちに報せるためだ。
北側の山を掘るといいと。
そこには鉱脈があって、この先100年以上、島の人々に飢えとは無縁の暮らしを約束してくれる。
豊かになった島では神様のための夏祭りが年に1回催されることに
彼女はハナという名らしい。
ハナは生け贄として神様に捧げられたはずだったが、神様がそれを望まないと分かった後も、巫女として傍に居続けた。
お祭りは神様が望んで指図したわけじゃない。ハナが”神様の喜ぶ事”を伝えて儀式とし、執り行われるようになった。
神様は人々の願い事を聞くのが好きだった。
幼い子どもが絵本を読んでもらってワクワクするように、人々の願いを聞いて喜んでいるのが、俺にも伝わってきた。
ハナが神様の体を撫でて、呪いを浄化していく。
人々の清らかな願い事に洗われて弱くなった呪いを、禊いでくれているのだ。
島民から願いを集め、神様を呪いから解放するために、ハナは祭りを作った。
その事を、恐らく誰も知らない。
だが、知ったところで島民は願い事を差し出すのをやめないだろう。
神様のお告げによってひめ島は富み、慢性的な飢餓から解放されたのだから。
ハナの弟がやってきて、「姉ちゃんの敵!」と洞に松明を投げ入れ、神様を焼き殺そうとした
ハナが死んでしまったことを知った神様
島に流れ着き、呪いとなってもなお維持していた神通力が失われていた。
いや反転したという方が正しいか。
願いを呪いへと変えてしまう負の力となってしまっていた。
今はただ、願いが死なぬよう蝶たちに花の蜜を与えるしかできなかった。
銀花 vs 花憐
出血しすぎた花憐は、呪いを取り込んで?止血する
流星は銀花に取り込まれたのか?
銀花と流星以外の皆が黒いのっぺらぼうになった世界で学校生活を送る銀花と流星
夕焼けの沢田釣具店前
銀花に好きだと言う流星
突然誰かに殴打される?
銀花(呪われ?)『ダメだよ、それ以上言っちゃ……』
『どんな夢も叶えてあげる。でも、それだけはダメなの』
『やりなおし……』
永遠の時間の中で、二人だけの"幸せ"を無限に繰り返させる気か
流星の気持ちを制御しておこうとしているのって(なんか女子あるあるにも見えるけど……飼いならし?)
主導権を握っておくためなら相手がどう苦しもうとお構いなしの……
俺は幾度も幾度も夢を見て、そのたびに同じ女の子に恋をして、思いを遂げる前にリセットされ振り出しへと戻るのだった。
草二「俺はな、昔ワルだった人間が将来真面目になって、そのギャップで評価を受けるような社会を変えていきたいんだ」
流星「熱い志には感心するが、小学生のガキのやった事を一生引きずるのはさすがに酷じゃないか?」
告白さえしなければ「ただれた欲望生活」(セフレみたいなの)もありなのか?言葉さえ吐かなければ……
何を避けたいんだ銀花は???
四ノ宮の屋敷に忍び込んで、前に石の下から掘り出した菓子箱を探すが見つからない
銀花に取り押さえられ、(花憐と同じ)座敷牢に閉じ込められる
この牢からどうにか外へ出て、銀花が持っているはずの『あるもの』を見つけられなければ、二度と同じ願いを持てない。
牢の鍵が開いた?ギンカの声?
牢から脱出し庭へ出てきた流星を待ち構えていたのは銀花と花憐
流星を殺してしまいそうな二人
銀花「……手に入らないなら、殺してしまえばいい……」
銀花「はい、そうですね。お母様はいつでも正しい」
銀花が花憐(のっぺらぼう)と同調しているのはなぜ?
銀花「流星が悪いの……ちっとも私の気持ちを分かってくれないから」
銀花「私はあなたに優しくしたかっただけなのに……」
空間に裂け目が入り、本物の?花憐が現れる
花憐「どうにか間に合ったようね」
銀花「どうやって入ってきたの!?」
花憐「あなたが流星くんの夢へ送り込んだのと同じよ。追いつくまでにだいぶ時間がかかってしまったけれど」
「流星くん、まだ生きてるかしら?」
流星「はい……」
銀花「ここは彼と私、ふたりだけの世界なの! 邪魔をしないで!」
花憐「娘の交際に口出しするのは、母親の当然の権利よ。覚えておきなさい」
「彼を呪いに変えてしまいたいんでしょうけれど、これ以上無理強いをすると本当に殺してしまうわよ」
花憐(本物)に守られながら、(再び現れた)ポメラニアン石の下を掘り
菓子箱の中から?銀花のポケットの中から?羽に赤い柄の描かれたカタシロを見つけた
流星「このカタシロを書いたのが、銀花の犯した禁忌だったんだな」
銀花はぽろぽろと涙をこぼしながら、何もかもを悟ったように返事をした。
銀花「…………うん」
銀花「書くだけ……流さなければいいんだから……」
自分に言い訳して、私はそこに願い事を書いた。
悪い事だとわかってても、願わずにいられなかった。
『ずっとずっと、流星と一緒にいたい』
お母様の言いつけを破り、巫女の禁忌を犯す。生まれて初めて、両親の教えを破ってしまった。
恐くて、ペンを持つ手が震える。
なのに、書き終えるとなぜだか喜びと恥じらいが入り交じった不思議な高揚感で、胸がドキドキした。
この事は誰にも、流星にも知られてはいけない。
私だけのヒミツ。
銀花「ダメなの、このキモチを認めちゃったら……流星が死んじゃう」
銀花「……ねえ、流星。最後にもうひとつだけ夢を見させて」
流星「ああ、見せてくれ。銀花の夢」
神様にあるのは『消えたい』という願いだけ
これを叶えてやる力が(それだけが)肉体を失った流星にはある
まずは叶えてBADEND4を踏みに行く(あっという間に終わる)
叶えなかった場合。
蝶となってやってきた(連れてこられた?流星に?)ハナが、神様を閉じ込められていた殻から出し
その美しい姿を見る
呪いとなった願いたちは蝶になり羽ばたく
枯れ果てた花々、大樹が息吹を取り戻す
流星とギンカのカタシロ(青い羽模様、赤い羽模様)が寄り添うように落ちていた
ハナ『うん、それがいいと思う』
願いも呪いも、全てが美しい蝶へと変わるのを見守って、神様は大きく羽を広げた。
星屑のように、舞い散った鱗粉が闇を照らす。
小さな願いの群を引き連れて、神様と呼ばれた客人(マレビト)は、時空の彼方へと飛び立っていった。
現世のひめ島に帰ってきた銀花
銀花を待っていた流星
流星の心臓の手術は六年前に成功し、銀花とは親公認で交際中、そんな世界(線)にいる
リンゴ飴ポイント
銀花「おそくなってごめんねーー」
流星「なんだよ、びびらせんなって……」
流星「……カタシロ流しが終わってすぐ抜け出してきたせいで、騒ぎになってるのか」
大人の男性「大変だーーー! ”お役目様”が……」
先生「どうかしたんですか?」
大人の男性「あ、荒羅伎先生! ”お役目様”がいなくなったんです。”神隠し”じゃないかって騒ぎになってまして」
先生「姫様が?」
大人の男性「はい。だから先生も一緒に探してください」
先生「それなら心配いりませんよ。さっき、そこですれ違いました」
大人の男性「え、ほんとですか? 姫様はどこへ?」
先生「さぁ、それは分かりませんが、きっと大事な約束があるんだと思います」
先生「お役目を終えれば、姫様も普通の女の子ですから」
大人の男性「はぁ」
先生「みなさんに姫様は無事だって伝えに行きましょう」
リンゴ飴ポイントで初めての二人の告白
流星の後ろ姿、ちょっと大人びてたな
巨大な光る蝶……神様
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願い事をしようとして二人ともカタシロを探すけど見つからない
流星「……手術が上手くいきますように……手術が上手くいきますように……手術が上手く……」
銀花「……ずーっとずっと、流星と一緒に……」
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「胃袋を掴む」
「いろじかけ」
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ゴン太は産土神なのでは
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銀花を送る道、バイクではなく歩いて(手を繋いで)
浜辺でギンカっぽい人影があるのに銀花が気づく
銀花(……あなたは消えちゃいない。ここに一緒にいるよ……)
「消えちゃいな」っぽいイントネーションで言ってるよね
流星「なにか言ったか?」
銀花「ううん、なんでも。急ぎましょ、でないとお母様の方から迎えに来ちゃう」
流星「それは困る」
ギンカ「うん……」
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Ginka. FIN
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