05330-181126 堀正岳著『 #知的生活の設計 』を読んで何か書きたくなったらScrapboxへ
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堀 正岳さんから新著『知的生活の設計』の出版記念パーティにお招きいただき、新刊書を頂戴しました。どうもありがとうございます。
→知的生活の設計──「10年後の自分」を支える83の戦略 堀 正岳:一般書 | KADOKAWA
昨年11月に上梓された『ライフハック大全』の続編とも言える内容です。
04952-171117 堀正岳著『ライフハック大全』のshio的読み方
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新刊にその場でサインしていただいたあとは宴。
しゃぶしゃぶしながら知的な方々と知的生活設計談義。
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『知的生活の設計』のもくじは以下のとおり。
SECTION1:知的生活とはなにか
SECTION2:人生を変える「知的積み上げ」の習慣
SECTION3:パーソナルスペースとしての「書斎」設計
SECTION4:情報整理と情報発信の戦略
SECTION5:習慣とツールによる知的生活ハック
SECTION6:知的投資と収入のための「知的ファイナンス」
SECTION7:10年後の人生を設計する
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軽〜くshio.icon的にまとめます。
SECTION1:知的生活とはなにか
冒頭、「知的生活」の定義から入る。「知的生活とは、新しい情報との出会いと刺激が単なる消費にとどまらず、新しい知的生産につながっている場合」(p. 013)と。さすが堀さん。まずここで共感。そうそう、いつも自らの知的生産を意識して情報と接することが大切ですよね。
それが「情報発信」への意識。「情報は誰かに発見されることによって価値が生まれる」(p. 023)のです。そのために「知的生活を設計しよう」、と提案するのが本書の柱。
SECTION2:人生を変える「知的積み上げ」の習慣
まず、「知的積み上げ」の重要性とその方法が詳述されます。一歩一歩、少しずつ少しずつ。毎日2時間を捻出し、それを継続(p. 058)。ストップウォッチも有効利用(p. 061)。
SECTION3:パーソナルスペースとしての「書斎」設計
次、「書斎」。空間の存在、大切。「本棚一つ、小さな机一つから成長させてゆくのが、ここで設計したい書斎の姿」(p. 074)とのこと。「成長」させていくというところがキーポイントですね。また「読んだ本に価値はない」という価値観(p. 260)も書斎の「成長」において大切でしょう。
SECTION4:情報整理と情報発信の戦略
どのように情報を整理するか。ただの流れゆく「フロー情報」が繰り返し適用可能な「ストック情報」になるには蓄積が必要(p. 119)。そのためには分類より集合でまとめる方がよく、ハッシュタグを利用するのが適していると説きます(p. 123)。その道具として、京大式カード、Evernote、Scrapbox、ScanSnap Home、ブログ、SNSといったツールや環境の使い方が解説されています。
SECTION5:習慣とツールによる知的生活ハック
そうした知的生活は習慣化から。過去の経験から自分自身の知的生活パターンを把握するよう提案されます。隙間時間の回収、iPhoneの通知off、手作業の自動化によってムダな時間をなくすのです。朝型人間、夜型人間がどのように知的生活を設計するか、プログラミングによってどのように自動化するか、音声認識や機械学習の利用法など、最新のツールを使う効用が明かされます。
SECTION6:知的投資と収入のための「知的ファイナンス」
重要なお金の話。収入の中から5%を知的投資に回し、さらに「サイドハッスル」と呼ばれる副業によって収入を得ようとの提案。知的積み上げによってプロダクトを作ったり、アフィリエイトや記事広告の執筆、noteの課金コンテンツ執筆など、現代において可能な方法が紹介されます。
SECTION7:10年後の人生を設計する
そして最後に人生を長いスパンで見て時間的に知的生活を設計する視点。健康、結婚、家族、育児など、自分を取り巻く環境の変化を味方につけながら、「日常を人生に変え」(p. 264)、10年後の人生を設計していこう、あなただけの世界観を構築していこう、そのために今日、この日から歩み始めよう(p. 267)。
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本書自体が堀さんのハイブリッドな書斎から生み出された「知的積み上げ」の成果です。まさに『知的生活の設計』のお手本であり、一つの見本。
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読んでいると「ウンウン」と頷くところと、「shio.iconならこうする」という部分があって、知的生産欲求を刺激されます。そのような「自分ならこうする」を引き出す効果が、本書の面白さ。つまり本書を通して自分が見えてくるのです。
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それをそのまま自分の中に留めておくか。表に出し、言語化し、SNSやScrapboxに書いて公開するか。
本書から、著者のメッセージが聞こえてきます。
「あなたの『知的生活の設計』をあなたも披瀝しませんか?」と。
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ではどうやって自分の「ストック情報」をつなぎとめ、知的生産を公にするか。
本書にも紹介されている「Scrapbox」なら本当に簡単です。
Wordに書くより簡単に、誰でも無料でwebに、文章、写真、動画などを公開できます。完全個人用に非公開で使うこともできます。
→Scrapbox - チームのための新しい共有ノート
このブログも「Scrapbox」で書いています。公開でも非公開でも、ブログ(的なもの)はScrapboxで書くのが簡単。
本書を読んで知的生産欲求を刺激されたら、ぜひ「Scrapbox」に何か書いてみてください。きっと面白くなりますよ。
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2018/11/26
◀05329-181125 欅祭2日目の應援指導部チアリーダー部の演技はEOS 6DとSIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Artで2,001枚撮影
▶05331-181127 SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Artの描写力が素晴らしくて常用レンズの座に〈写真はゴブランのお料理をsd Quattro Hで撮影〉