03094-130501 シグマDP3 Merrillで撮影した暗い写真を現像し直しました
http://www.flickr.com/photos/drikin/8705853859 http://farm9.staticflickr.com/8255/8705853859_8908bc1e61_z.jpg
上の写真はどなたかが撮影した @drikin 近影。カメラはシグマDP3 Merrill。 その @drikin からTwitterで下記の質問をいただきました。 その例が冒頭の写真とのこと。そこで、その写真のRAWファイルを送っていただいて、shioが現像し直しました。それが下の写真。
http://www.flickr.com/photos/shio/8708323572 http://farm9.staticflickr.com/8553/8708323572_d78ec27eeb_z.jpg
現像のパラメーターを変えるだけで、印象が変わります。
写真とは光を取得して絵にする表現方法です。だからきちんと作画するには十分な光が必要。光が足りないときれいな絵を描けませんので、露出不足(アンダー)は極力避けるべき。とくに暗い場所で撮影するときは注意が必要。露出アンダーになりがちです。
露出アンダーで撮影してしまったときは、取得できている光の情報を最大限生かして現像します。基本的なポリシーは、写真内の明るい部分を生かす。暗部は無理に明るくすると見苦しくなるので、暗いまま落ち着かせる。
ノイズリダクションも使いましょう。細部の描写が犠牲になりますが、全体として美しく見えることを優先します。とくにポートレイトの場合は、ノイズリダクションを使った方が肌の質感も向上します。
そのような考え方で現像した上の写真の現像パラメーターが下のスクリーンショットです。露出を+1.0して露出不足を補い、シャドー部はあえてマイナス補正。ノイズリダクションもがっつりかけています。
http://www.flickr.com/photos/shio/8707259193 http://farm9.staticflickr.com/8116/8707259193_c9cb37165a_z.jpg
また、露出不足の写真でカラーがうまく出ない場合、モノクロームにしてしまうのもひとつの手です。
http://www.flickr.com/photos/shio/8707202227 http://farm9.staticflickr.com/8560/8707202227_fc8aa93096_z.jpg
そのパラメーターは下のスクリーンショット。
こうして他人が撮影した写真を現像し直してみると、「現像」という行為にも創作性がありえると思えてきます。RAWファイルを原著作物とする二次的著作物か。。。それとも撮影者と現像者との共同著作物か。。。プリントを別の人�行った場合、さらに悩ましい^^
http://www.flickr.com/photos/shio/8707271711 http://farm9.staticflickr.com/8440/8707271711_0329d31c79_z.jpg