対面とオンラインの授業用IT環境とその効果
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成蹊大学法学部教授
塩澤一洋
略歴
1969年東京生まれ。桐朋高校卒、慶應義塾大学経済学部卒、同法学部卒、同大学院法学研究科修士課程修了後、同博士課程を単位取得退学し2000年4月成蹊大学法学部専任講師着任。2008年から現職。
これまでに
政策研究大学院大学客員教授
東京大学先端科学技術研究センター特任助教授
Stanford Law School, Visiting Scholar
The Center for Internet and Society at Stanford University, Visiting Fellow
慶應義塾大学総合政策学部特任教授
並びに
横浜国立大学教育人間科学部 非常勤講師
成蹊大学ロースクール 非常勤講師
金沢大学ロースクール 非常勤講師
を歴任したのち、現在、
政策研究大学院大学 非常勤講師
多摩美術大学情報デザイン学科 非常勤講師
慶應義塾大学総合政策学部 非常勤講師
を併任。また、
カンボジア国立経営大学(National University of Management)法学部
にて毎年、夏期集中講義「民法の仕組みと考え方」などを担当するほか、2008年以降、
名古屋大学 日本法教育研究センター(CJL)の
カンボジア校
ハノイ校
ウランバートル校
にて「民法」、「知的財産法」、そして「論文指導」を担当。
研究分野は、
民法と著作権法の体系的整合性
法学教育方法論(双方向性の促進手法、法律文書の起案教育、法文法教育、デジタル環境の法学教育応用など)。
2012年9月以来、授業や講演の板書や資料提示はiPadで行い、2017年2月以降、双方向授業運営、資料提供、ゼミ運営にScrapboxを用いている。
2015年成蹊大学ティーチングアウォード受賞。
本日の topics
本報告の目的
ITツールの位置付け
授業の考え方
授業の目的
ゼミ運営の理想形
学生たちのIT環境
オンライン授業固有のIT環境
オンライン対面共通のIT環境
対面授業におけるScrapboxの用途
本報告の目的
2019年6月30日第12回年次大会シンポジウム
「アクティブラーニング」の多義性
「授業」とは何か
2020年11月12日
「学生が躍動する法学授業
── リモートでもリアルでも能動的学習を引き出すアクティブラーニング型授業の手法とICT活用」
2021年6月20日
IT環境にフォーカス
ITツールの位置付け
学生たちが教室内で躍動し自発的に挙手して多様多彩な発言を続ける「全方位授業」
アンチ「デジタルを使えば授業が良くなる」
保守派
授業の考え方
授業とは
educationとは
全方位
一方通行の情報提供
双方向
正解を想定したソクラティク風
全方位
全肯定
授業は体育
授業の目的
1. 条文を読める
2. 条文を使える
3. 条文を作れる
ゼミ運営の理想形
teal 組織
学生たちのIT環境
完全タッチタイピング(ブラインドタッチ)
親指シフト
ライブ変換
オンライン授業固有のIT環境
カメラ
レンズ
F8
2m
マイク
資料提示
オンライン対面共通のIT環境
板書
スライド
レジュメ
対面授業におけるScrapboxの用途
2017年2月から2020年3月まで
1. 資料などを提示する「スライド」
2. 資料などを提供するいわゆる「レジュメ」
3. 毎回の授業後に全履修学生が提出するメッセージへのコメントと返却
4. ゼミにおける学生の論述起案
5. 学生の論述に対する学生同士の相互添削
6. ゼミの開講時間以外の1週間に学生同士で相互に議論する「場」
7. 私から院生、学生たちへの論文指導や添削