2018シラバス「民法II」
科目名:民法II
科目ナンバー:
単位数:4
配当年次:2年次
テーマ・概要
テーマ:契約法の仕組みを解き明かす
民法財産法の中心となる契約のルール体系を解き明かします。民法の債権法のうち、いわゆる「契約法」と呼ばれる分野、「物権法」の中心的部分(担保物権法以外)、「条件及び期限」そして「時効」が含まれます。
本講義の目的は(1)契約法の体系を描けるようになること、(2)民法の仕組みと本質を把握すること、(3)契約法に関する個々の制度の意義と仕組みを民法の体系の中に位置づけ、民法をひとつの有機体として捉え、契約法の仕組みを使えるようになること。契約法の面白さを味わえるよう授業を展開していきましょう。
到達目標
DP2(課題の発見と解決)、3(他者との協働)、4(自発性、積極性)、5(表現力、発信力)、6(専門分野の知識・理解)、7(法的素養に裏打ちされた判断力)を実現するため、①授業中の問いに対して自発的に発言し、②授業中の課題について各自論述文を起案した上でバディ(2人組)で検討を加え、③毎回授業の最後に出される「クエスチョン」に対してオピニオンペーパーに論述することにより、「論理的な文章表現ができるようになるとともに、条文を体系的に読み、解釈し、事実に適用できようになる」ことを到達目標とする。
授業の計画と準備学修
第1回
授業の計画・内容:1. 契約法のシステム
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第2回
授業の計画・内容:2. 契約法の全体像
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第3回
授業の計画・内容:3. 契約の成立過程
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第4回
授業の計画・内容:4. 契約の成立と効力の発生
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第5回
授業の計画・内容:5. 債務はなぜ発生するのか
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第6回
授業の計画・内容:6. 債権はなぜ発生するのか
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第7回
授業の計画・内容:7. 条件および期限
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第8回
授業の計画・内容:8. 債務の履行過程
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第9回
授業の計画・内容:9. 同時履行の抗弁
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第10回
授業の計画・内容:10. 危険負担
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第11回
授業の計画・内容:11. 第三者のためにする契約
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第12回
授業の計画・内容:12. 契約の解除
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第13回
授業の計画・内容:13. 債権の目的
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第14回
授業の計画・内容:14. 受領遅滞
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第15回
授業の計画・内容:15. 債権の効力(1)──本来の効力
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第16回
授業の計画・内容:16. 債権の効力(2)──債務が履行されない場合の効力
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第17回
授業の計画・内容:17. 債権の効力(3)──損害賠償請求
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第18回
授業の計画・内容:18. 債務不履行の効果
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第19回
授業の計画・内容:19. 物権法のシステム
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第20回
授業の計画・内容:20. 物権と債権との比較
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第21回
授業の計画・内容:21. 所有権の発生と効力
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第22回
授業の計画・内容:22. 所有権の限界
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第23回
授業の計画・内容:23. 物権変動論
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第24回
授業の計画・内容:24. 不動産物権変動と第三者
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第25回
授業の計画・内容:25. 動産物権変動と第三者
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第26回
授業の計画・内容:26. 用益物権(1)──地上権
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第27回
授業の計画・内容:27. 用益物権(2)──永小作権・地役権
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第28回
授業の計画・内容:28. 期間の計算
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第29回
授業の計画・内容:29. 時効
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
第30回
授業の計画・内容:30. 契約法の体系と民法の体系
準備学修(予習・復習等):授業で教える「条文の読み方7ステップ」に従い、該当条文を読む。
準備学修の目安(分):1日10分
授業の方法
問答(対話)です。授業中、私はみなさんにさまざまな問いかけをしますので、頭をフル回転させて自分の考えを述べてください。発言1回につき1点を加算し、平常点としてカウントします。私は発言者を「あてる」ことはしませんので、自発的な発言を期待します。学問は「?」と「!」の循環で進展します。対話によって「?」と「!」を見つけ出していきましょう。
毎回授業の最後に「オピニオンペーパー」書いていだきます。その内容は3つ。(1) その日の発言回数とトータルの発言回数。(2) 毎回、授業の最後の20分程度にその日の授業に関する「クエスチョン」を出しますので、それに対するあなたの考え。(3) その日の授業に関して面白かったこと、授業で扱った問題に関する疑問、質問など、その他何でも好きなこと書いてください。毎週これを記述するによって、講義当日と次週に講義内容を復習する機会を持つことになり、理解の確認と知識の定着をはかれます。
提出していただいたオピニオンペーパーはスキャンした後、次週に返却します。(3)に関しては原則として私からコメントを書きます。また質問などは必要に応じて次回の授業でとりあげて解説します。
成績評価の方法
平常点50%、期末試験50%。
平常点は発言の回数です。発言1回につき1点、加算します。
成績評価の基準
成蹊大学の成績評価基準(学則第39条)に準拠する。/ Grades in the course are based on the criteria of Seikei University Regulation No.39.
必要な予備知識/先修科目/関連科目
民法IA・民法IB
テキスト
・池田真朗他編『法学六法'18』信山社(1,000円)
・池田真朗著『スタートライン債権法<第5版>』日本評論社(2,400円)
・遠藤浩編『基本法コンメンタール(別冊法学セミナー) 債権各論1 契約 第4版 新条文対照補訂版』日本評論社(2,310円)
・遠藤浩編『基本法コンメンタール(別冊法学セミナー) 債権総論 第4版 新条文対照補訂版』日本評論社(2,310円)
・遠藤浩・鎌田薫編『基本法コンメンタール(別冊法学セミナー) 物権 第5版 新条文対照補訂版』日本評論社(3,570円)
参考書
金子宏・新堂幸司・平井宜雄編『法律学小辞典<第5版>』有斐閣(またはそのアプリ)
質問・相談方法等(オフィス・アワー)
ポータルサイトで周知する。