Heroku IPアドレス固定Addon比較
Herokuのアプリケーションから外部サービスに接続するとき、固定IPアドレスを求められる場合がある Heroku(Common Runtime)ではIPアドレスが動的に変わりうるため、指定したIPアドレスからの接続のみ許可するサービスの利用が困難になってしまう この問題を解決するため、プロキシを通してIPアドレスを固定化するAddonがいくつか存在する
だいぶ昔にProximoを利用していたが、最近またこの種のAddonを使う機会ができたので比較してみた
価格は2024/1/17時点の内容
最安プラン:$5、2000リクエスト/500MBまで
メリット
"Soft Limits"を謳っており、プランを超過してもすぐに停止はせず、まず連絡が来る
$5プランで比較すると他2つより上限リクエスト数が少ないが、その上のプランになるとコスパが良くなる
$25で50000リクエストなので、1リクエストあたり$0.0005。Fixieの$19プランだと1リクエストあたり$0.00076になり、Proximoの方が有利
デメリット
過去に使っていた2018年に障害に遭遇しており、安定性がやや不安
これは実際に利用実績があるからわかることなので、実際は他よりも良い可能性ももちろんある。直近1年の稼働率は99.98%と公表しており、QuotaGuard Staticと同じである
無料プランがない
Starterが$25に対して、その次のプランであるProfessionalが$75と、この間に開きが結構ある
1リクエストあたりの金額は安くても、実際のコストとしては高くつくこともありそう
最安プラン:無料、250リクエスト/100MBまで
その次のプラン:$5、5000リクエスト/500MBまで
メリット
"No Hard Stops"を謳っており、プランを超過してもすぐに停止はせず、まず連絡が来る(Proximoと同じっぽい)
IPアドレスを2個提供しており、片方に障害が発生しても自動でフェイルオーバーされる
2013年以来、稼働率99.98%と公表している(Proximoと同じ)
デメリット
$5プランではFixieと同じだが、その上の$19や$49プランではFixieより上限リクエスト数が少ない
最安プラン:無料、500リクエスト/100MBまで
その次のプラン:$5、5000リクエスト/500MBまで
メリット
$5プランではQuotaGuard Staticと同じだが、その上の$19や$49プランではQSより上限リクエスト数が多い
QuotaGuard Staticと同じくIPアドレスを2個提供している(Addonページには書いてなかったけどここに書いてあった デメリット
直近の稼働率はパッと見つけられなかったため不明
"Soft Limits"や"No Hard Stops"は謳っておらず、上限を超過したときの対応が不明
今回採用したAddon
まだ決めてないので決めたら更新する
利用実績のあるProximoか、無料プランがあって価格と上限リクエスト数のバランスが良いFixieのどちらかかなと思っているところ