一芸に秀でる者は多芸に通ず
ことわざ
何か一つの分野で優れていると、他の分野でも優れるようになるという意味
一芸に秀でる
一つの技芸や能力に特別に優れていて、誰にも負けない様子
これを目指すことで、物事を極めることができ、自信につながる
これによって、物事の本質や道理も理解できるようになり、他の分野にも通じる原理原則を理解できるようになる
上達の法則 より
一芸に秀でることは、多芸に秀でることだという考え方がある。この原則があてはまる範囲にも当然限度があるだろうが、一面の真実を含んでいる。それは、上達には一般的な法則があり、一芸に秀でる過程でその法則をある程度体得すれば、他の技能の上達にも応用ができるからである。 また、ある程度難しい技能を深く体得した経験のある人は、他の技能でも、習得する必要が生じたら、ある程度の上達ができるという自信を持っている。その自信が、仕事ぶりや、ものごとへの取り組み方、関心の持ち方などに反映して、心に余裕を生んでいることが多い。「いざとなったら、いま未習得の技能でも身につければよいさ」と考えて仕事をしている人とそうでない人では、心の余裕、仕事ぶりの余裕がまったく異なる。新しい領域に仕事を広げる進取の気風なども、たんに好奇心が強いというだけでなく、このような本来的な余裕がよい結果をもたらすことが多い。
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