「心技体」の本当の意味とは?
「心技体(しんぎたい)」という言葉があります。
もともとは武術でよく登場する言葉です。
最近では柔道、剣道などの武道のみならず、野球やサッカーなどのスポーツでも使われてきているように感じます。
諸説ありますが、語源を調べてみると、
一番有力なのは明治44年に出版された古木源之助著 『 柔術独習書 』 の中の一節です。
「第二章 柔術の目的」で「柔術は如何なるものや」についてこう述べておられます。
第一、身体の発育
第二、勝負術の鍛錬(即ち護身の用)
第三、精神の修養
つまり、
・身体の発育 ・・・ 「体」
・勝負術の鍛錬 ・・・ 「技」
・精神の修養 ・・・ 「心」
順番は違いますが、「心」、「技」、「体」が出てきます。
私の知る限りでは、これが語源となっていると思われます。