Pythonで学ぶあたらしい統計学の教科書
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基本情報
書籍名: Pythonで学ぶあたらしい統計学の教科書
ページ数: 456
金額: 3000円+税
発売時期: 2018/4/19
読書ステータス
本の概要
基礎理論を飛ばさない!、推定・検定から統計モデル・機械学習へ
本書は統計学の理論をゼロから学べる教科書です。
本書のポイント
データをどのように分析するのか
なぜそのように分析するのが良いことなのか
Pythonを使ってどのように分析するのか
本の感想
感想の前提: 自分は統計学をほとんど知らない、統計初学者。Pythonは2003年から始めて15年目。数冊の執筆翻訳経験あり。
1つの章は5ページから10ページ、章内の節は1ページ前後で、短め。そのためテンポ良く読める。短く区切ってテンポ良いというのは、どの入門書でも使えると思う。 独学プログラマー でも1章ごとが短いのは良い感触だった(この本と比べるとだいぶ長く感じるけど)。 https://gyazo.com/316f3c81b6a1591d319317c756a0bdfb
1章は、そもそも統計学の目的がなにで機械学習とどう繋がっていくのかをコンパクトに紹介、その流れでこの本の章構成を説明していて、なにが学べるのか分かりやすい。
統計学が必要になるシーンを分かりやすいエピソードで紹介して、その次の節からその話題に適用できる「用語」が1つ1つ別の節として登場する。流れが分かりやすいのが良い。
https://gyazo.com/14d4e320eb7290cb1d81e6a1b4575e80
節名に「用語」「実装」「補足」と付いているところがあって、その節の目的が分かりやすい。この表示のおかげで、この本全体が統計学の用語集、実装コード例集として使えるようになっている。
https://gyazo.com/5958fd4b314748a43a892eeee94a49be
数式は7章(40ページ)で初登場。なぜ数式で表すのか、それまでに登場した「用語」を数式で表すとどうなるのか、という説明で、順番に読んでいくと自然に数式便利だなって思える流れになっている。
https://gyazo.com/1c53a6408ac10473737dec940edf88a0
お勧めの読者
#機械学習 をやろうと思ったけど分からない用語や数式がたくさん出てきて、どうしてそこでその手法を使うのか基本が分からず挫折した人 統計学の用語、説明、コード、ストーリーをセットで段階的に学びたい人、辞書的に使いたい人
扱っている分野
動機、価格
入手日: 2018/04/20
入手金額: 2,916円(税込)
入手フォーマット: 紙
入手動機:
CodeZine(翔泳社)からの「Pythonを使って統計学を学ぼう! あたらしい統計学の入門書登場 CodeZine News 号外」というメールでの紹介が良かったから
いますぐ仕事に統計学が必要だ、という人は少ないかもしれませんが、その考え方や手法を知っていると何かと役に立つのが統計学です。データ集計や分析を統計学の基本から理解しているか否かは、成果に大きな差となって表れます。その統計を扱うのが得意なプログラミング言語といえば、昨今注目を集めるPython。ライブラリが充実しており、また比較的簡単にコードが書けることが人気です。だとすれば、Pythonを使って統計学を学べればいいですよね。翔泳社では、Pythonと統計学を基本から学べる『Pythonで学ぶあたらしい統計学の教科書』を4月19日(木)に発売します。 本書では統計学の考え方を解説したあと、Pythonの基本とプログラムを書くためのツールであるJupyter Notebookの使い方を解説。両方理解できたところで、Pythonを用いた統計分析の方法を学んでいきます。 いくつかの統計モデルも紹介し、最後の第7部では統計学と機械学習のつながりについて説明します。機械学習は予測を得意としますが、いい予測をするには統計学の知識が不可欠。悪い予測をしてしまわないためのコツも紹介します。統計学にちょっと興味がある方は、ぜひPythonと一緒に学ぶのがお勧めです。もちろんすでにPythonは知っているという方なら、統計学を深く理解するきっかけになるのではないでしょうか。
統計学の理論をゼロから学べそう
統計の言葉(推定・検定)をPythonで説明してくれたら効率良く理解できそう
良さそう、と思ってたら後日、翔泳社からの1割引きクーポンが来た
動機は満たされたか
はい。とても。
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