2021/05 StaPy#69イベントのトーク
https://www.youtube.com/watch?v=zXctQwofKVA
トーク概要
講演タイトル
独学プログラマーのその後
概要(100〜200文字)
書籍『独学プログラマー』にはプログラミングを独学するためのエッセンスがまとめられいます。2018年の出版以来、本書を手にした初学者~経験者の方々からSNSやBlog等で多くの反応を頂きました。そこで、みなさんの反応を振り返りつつ、私自身が本書で紹介されている学び方をソフトウェア開発の現場でどのように役立てているか、日々実践している事を紹介します。
スライド
当日でた質問への回答
独学だとわからないことを質問・相談できる環境にない場合が非常に多いと思います。どうやったらしつもんできるコミュニティにたどり着けますか?
高校のときにプログラムをプリントアウトして、休み時間に机上デバッグ・プログラミングしていたときに、近くの席の親友が釣れて声をかけてくれました。その出会いがなければ今とは違った人生だったかもしれません。お互いに初学者同士だったけど、競ったり相談したり活動したりする仲間がいるというのが大きかったと思います。今であればconnpassなどでイベントに飛び込んで、そこで質問したり活動したりしてみて、合わなかったらまた別のコミュニティに入ってみればいいと思います。
社会人になると仕事とかで時間がなくってしまって継続して何かをやりたいと思ってもなかなか上手くいっていないです。例えば毎日プログラムを書こうと思っても継続できていないです。清水川さんはどのようにして継続して作業とかされていますでしょうか。
人生のステージによって、使える時間は増えたり減ったりします。自分も学生から社会人になったときに時間は減って、結婚して子供が生まれたらまた減りました。最近は夜21時までには就寝する生活なので、朝は4時に起きて家族が起きてくる6時半くらいまでは自分の時間に充てています。今回のスライドは、それの時間4,5日分で作成しました。
継続するためにルーティンにしたものがあれば教えてください
朝起きたらタスクをこなす、です。
夜21時までには就寝する生活なので、朝は4時に起きて(7時間寝てます)家族が起きてくる6時半くらいまでは、今回のようなスライドを書いたり、調べ物をしたり、メモを整理したりしてます。メモの整理は、読んだWebページの技術情報をブックマークする代わりにscrapboxに転記してます。
今、調べて気が付いたことをQiita等でアウトプットを出そうと思うのですが、書き方に迷ってしまいます。下手なことを書いたらどうしようと思ったりしました。あいまいな質問で申し訳ないのですが、コツとかあれば教えていただければと思います。 ぶっちゃけ、下手なことを書いてもだれも気にしません。
私のblogやscrapboxは下手なことだらけです。
もし間違いを指摘されたら、ラッキーだと思って、そこから学べばよいと思います。
とは言え怖い物はコワイ、と思うので、scrapbox等でネタメモを書きためるところから練習してみてもよいと思います。
お話いただいた内容からズレてしまうのですが、普段Pythonに関する技術情報をどうやって収集しているかについて教えていただきたいです。
複数の著名人がSNS等でそれについて話し始めたとき、長期間にわけて何度もその話がでてきたときに、メモしてます。それ以外のシーンでもメモはとっていて、2回目にその単語を理解する必要が出てきたら調べています。
知識の点が線になった最近の例を教えてください
今回のスライドはほとんどが自分のscrapboxのメモ(知識の点)を再構成したものです。つい先日別のインタビューを受けたときにも同様にメモを集めて再構成して話しました。そうやって再構成することで、普段モヤモヤと思っていたことが言語化されて、明確になりました。
技術系の例では、4月末頃にマルチテナントの実現方法を調べていて、いくつかのWebページやスライドから必要そうな情報をバラしてメモしてました。そうしたら、複数の技術要素(知識の点)の組合せでほとんどの手法を再構築できる状態になりました。こういう、手法の再構築ができると自分の中で理解できたな、と思います。また、そのとき、どうしても集めた知識の点の組合せで説明できない手法があって、何か見逃している、不足している知識の点があると気づき、その知識が何なのかを追加調査したことで、その手法のメリットと活用方法が説明できるようになりました。知識の点と点がうまく繋がらないので、見落としている知識の点が間にあるに違いない、という感じです。
打診を受けたテーマ
『独学プログラマーのその後』
30分のトーク(25分+質疑応答5分)
独学プログラマーの反響・初学者に与えた影響/初学者からの反応などについて
2018年2月の発刊後の、プログラミング初学者・経験者からの反響(初学者目線の"ここがわかりやすい"や経験者目線の"これわかる!"など)
実際にPythonコミュニティで目にした初学者が成長する姿
プログラマーとして成長するために必要なこと(shimizukawaの視点で)
アジェンダ(15分~20分)
自己紹介、書籍情報、販売冊数推移
自己紹介: 私にとっての独学プログラマー
書籍翻訳・執筆歴
販売冊数推移
本書の時代の変化への対応
反応の種類
読みやすさ Good/NG
分かりやすさ Good/NG
対象読者 Good/NG
カバー範囲 Good/NG
etc
成長する初学者 ≒ プログラマーとして成長するために必要なこと
目的を持って学ぶ
体系的に学ぶ
情報を点に分解する
点を線で繋ぐ
点と点のあいだにある点を見出す
質疑応答(10分~15分)