1on1
「1on1」の前提条件は上司と部下の信頼関係 「話し合いがよい影響をもたらす」と信じて臨む
1on1とはどういうもの?
1on1ミーティングとは上司と部下によるマンツーマンのミーティングのことです。大手IT企業を始め、とりわけアメリカのシリコンバレーでは「1on1 meeting」という文化が深く根付いていることで知られています。1on1ミーティングは部下の業務に関して上手くできたことや失敗したこと、仕事上の悩みに関する情報を共有し、上司が対話を通じて部下をサポートすることが目的です。そのような機会を定期的に用意することによって取り組むべき課題が明確になり、経験学習のサイクルが回るようになります。そうすることで部下の成長が促され、社内全体のパフォーマンス向上につながります。
1on1ミーティングとは、メンター(多くの場合マネージャー)とメンバーが1対1で対話をする場のことです。
1on1の目的は、個人のパフォーマンス向上です。マネージャーが部下に対し一方的にレビューをする場ではなく、あくまでもメンバー個人のパフォーマンスを上げるためのサポートの場となります。
今でこそ現場に定着していますが、始めた頃は「最近どう?」「特に変わりないです」で終了してしまうようなことも度々ありました。
そうした状況を想定して、マネージャー向けの「1on1研修」を人事側で用意しました。
この研修は、1on1に臨む基本姿勢や、傾聴、コーチングなどの講義を受けた上で、参加者のマネージャー同士でロールプレイングを実施するプログラムになっています。
具体的には、「PCを見ながら話さない」といった傾聴の基本から、失敗に対して前向きな振り返りに導く会話術、1on1で話すトピックの例まで、かなりボリュームのある内容です。
③アジェンダの設定
1on1でよくあるのが「最近どう?」という雑談で終わるパターンです。雑談だけでもコミュニケーションは増え多少の意味はありますが、個人のパフォーマンスを向上させるためには不十分です。 そのため、事前に1on1で何を話すかアジェンダを設定しましょう。前述したグリーでは、下記のようなアジェンダを設定しています。
部下の行動と学習を促進する
定期面談の目的の1つは、部下の行動と学習を促進することです。部下に「面談を通してどのような気づきを得られたのか」「小さな一歩として具体的に何ができるのか」「新しいことにいつから取り組みたいのか」などの質問をしたり、目標に対する進捗確認をしたりすることで、これから何をしなければならないのか明確なイメージを持てるようになります。
部下の仕事への意欲を高める
部下とコミュニケーションを取る機会の少ない上司にとって、定期面談は部下のモチベーションを高めるための貴重な機会です。部下が本音で話してくれたことに対する感謝の言葉や、「手ごわい案件も一緒に頑張ろう」と勇気づけることで、部下のやる気を引き出すことができます。 週1回、30分程度の1on1では、上司と部下が仕事の目標設定や進捗確認をしたり、上司が部下から相談を受け付けたりしている。ヤフーの金谷俊樹コーポレートグループピープル・デベロップメント統括本部コーポレートPD本部長は「新しい働き方に移行するに当たって、1on1をしていたことは大きかった。社員は1on1をよりどころに仕事を進めている」と話す。
shimizukawa.icon私が思う1on1とは違うなあ...
進捗確認は全員でやる(密室でやらない)
目標設定しない(やってもいいけど、避けたい)
評価しない(やらない。評価面談じゃないし、心理的ハードルが上がる)