「OpenTelemetry」とは――「Observability」(可観測性:オブザーバビリティ)とテレメトリーの基礎知識:Cloud Nativeチートシート(24) - @IT
OpenTelemetryの概要が分かる良い記事だった。
「OpenTelemetry」とは――「Observability」(可観測性:オブザーバビリティ)とテレメトリーの基礎知識:Cloud Nativeチートシート(24) - @IT
「OpenTelemetry」とは
クラウドネイティブなシステムも動的に変化を続けています。プラットフォームには回復力や管理力、自動化といった特徴が備えられているからです。刻一刻と変わり続ける環境において「Observability」(可観測性:オブザーバビリティ)は重要な概念です。
OpenTelemetryは、Observabilityには欠くことができない、システムの状態を示すさまざまなシグナル(ログやCPU、メモリなどのメトリクス)の収集や送信を標準化する、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)プロジェクトです。
Observabilityとテレメトリー
Observabilityは、システムの状態を可視化するさまざまなシグナル「テレメトリー」によって実現されます。Observabilityを考える上で、各テレメトリーについて理解することが重要です。
テレメトリー
テレメトリーについてはObservabilityの3本柱として「ログ」「トレース」「メトリクス」が有名です。「CNCF TAG Observability」のホワイトペーパーでは現在、「プロファイル」「ダンプ」も含めて「Primary Signals」と呼んでいます。
ログ
アプリやサーバで発生している個別のイベント(エラーログ、アクセスログなど)
トレース
複数コンポーネントにまたがるリクエスト全体の流れ、依存関係の情報
メトリクス
サーバのリソース状況(CPU使用率など)やサービス状況(レイテンシ、トランザクション量、エラーレートなど)といった、特定の時間間隔で測定された数値データ