GADORO ありのまま行こう
元気にしてるかい?そっちの方は?
どこ見てる?なぁお前に聞いてんだ
この声が聞こえてるってことは
今お前は俺と話してるってことさ
全員が全員何かに怯え
全員が全員奪い合って生きてる
雨はお前だけに降るわけじゃない
転んだ奴にしか立ち上がれない
徐々にずる賢く立ち回って生きて
世間との折り合いをつけることを覚え
適当な妥協が当たり前になって
大人になるにつれ未熟になってく
心配すんなよ 俺も同じだ
時には逃げたいだろうよ どっかにな
全員に好かれる器用な人間は
俺からすれば退屈な人生だ
心臓に問う ありったけのフロー
愛のままよりもありのまま行こう
俺は大丈夫 いまだ迷子だが
どうにかこうにか生きてるよ
生まれた瞬間 俺らは泣いて
生まれた瞬間 周りは笑ってる
だから最期は 最期ぐらいは
周りが泣いて 俺が笑えるように
不幸になることを恐れてる 嘘だろ?
不幸に見られることを恐れてる
先が見えないんじゃなくて
本当は見えてることに怯えてる
知ってるよそんな薄っぺらい皮なんて破れ
今日からお前は変わる変われるんだよ
仮にお前を笑う奴がいようと
この曲そのものがそいつらを嘲笑う
厚かましくとも俺は暖める
まるでPコートのようなHIP HOPを
代わりに見せる無様な姿
恥をかいた奴らの先頭走るさ
最高の眺め見えるかは知らねえ
死ぬまで不安定俺も一緒だって
ただ石橋叩く暇があれば渡れ
挫折してる暇があれば進め
心臓に問う ありったけのフロー
愛のままよりもありのまま行こう
俺は大丈夫 いまだ迷子だが
どうにかこうにか生きてるよ
生まれた瞬間 俺らは泣いて
生まれた瞬間 周りは笑ってる
だから最期は 最期ぐらいは
周りが泣いて 俺が笑えるように
自分の弱さは知ってる割に
自分の強さを知らない君
今この瞬間を逃げれば
明日はそれ以上に勇気が必要だ
やってしまった後悔は小さくなる
しなかった後悔 徐々に大きくなる
なら人生の決断を迫られた時
保留する生き方にさよならを告げよう
男らしくなろうとしなくても良い
女らしくなろうとしなくても良い
土壇場であればあるほどに適当
見せてくれよ その引きつった笑みを
声届いてるといいな
またイヤホンで会えたらいいな
学校や職場なんかより
この1曲で学べるリアル
心臓に問う ありったけのフロー
クソったれた日々に別れを告げよう
俺は大丈夫 後ろに相棒
それだけで何とか生きてるよ
生まれた瞬間 俺らは泣いて
生まれた瞬間 周りは笑ってる
だから最期は 最後ぐらいは
周りが泣いて 俺が笑って散れるように
大人の道、成熟の道を歩むためには恐れながらも恐れずに進んでみる事が大切であるという事なのではないかと思った。この歌詞の中では、「男らしくならなくても~女らし~適当」等の人生の中で訪れるやるせない、どうしようもない瞬間に対しそれを認めながらも先に進もうという意思がある。また、そういった状況に対し認めるだけでなく「俺もついてるぜ」というような弱い瞬間の自分たちに寄り添うgadoroの気持ちが溢れているように感じた。そう思うと、誰かに寄り添う事、何かを認める事、やがて終わりが来ること。そういった事の不可避性と寄り添うgadoroの暖かい心がうたわれていた。
大人になるには、誰かに寄り添う事、過去の自分の寄り添う事、終わりを認める事、進んでいくことが大切だとgadoroは言いたいのではないかと考えた。