組織力学的にも必ず負荷は偏る
👉📝ワモフラージュ
組織も人
組織は人の集合であり、動かしているのは人
人は全員全く同じということはない(多様性)が、人には多様性のすべてを扱えるポテンシャルがない
ゆえに実際は「できる奴」とそれ以外が生まれ、「できる奴」を中心に組織が回る
キャパシティ
「できる奴」も人間なのでキャパシティがある
人間なのでキャパシティはたかが知れている
キャパシティは超えられない。仕事なので無責任なことはできない。責任を負いながら結果を出していかねばならない → キャパシティをどう活用するかの取捨選択はかなり必要
取捨選択の戦略
当然ながら「できない奴」よりも「できる奴」に費やした方がいい
「できない奴」も無駄にしたくないのでなるべく使う
しかし「できない奴」は下手すると邪魔・無駄なこともあり、戦略的な放置もありえる
結果として:
「できない奴」側は仕事量・負荷が減る
負荷の偏りは必ず起きるの?
Yesだと思っているsta.icon
少なくとも階層組織である限りは起きる
階層構造は構造的に、上位者が多くの権限を抱えて「ボトルネック」になる
そしてその上司者のリソースを取り合う政治が発生する
これに抗うためには階層的ではない、持続性のあるネットワーク的な組織が必要
まだ現代では確立されていない
言葉で言えばティール組織、最近で言えばPLURALITYが良い線を言っているsta.icon
ただし立場や役割としての体裁が必要な場合は、堂々と許すことができない
例
上司と部下5人の会議をしていて、部下のAさんに仕事がないと判明した場合
部下5人が見ている場なので、上司は立場上、Aさんを見逃せない
本当はAさんが低性能で、別にしばらく仕事してなくてもいい(下手に巻き込んで優秀なBさんCさんの足を引っ張らない方が大事)だけど、立場上そうは言えない
この場合、少なくとも体裁上は負荷の矯正が図られる。たぶんその場BさんCさんに「Aさんに手伝ってほしいことない?」といった話をするだろう
逆を言えば、体裁を示さなくていい状況であれば、黙認されることも多い
例外:
ブラックな職場の場合
弱者をいじめる or 搾取するのが主目的になっているので意味がない
管理が強い場合
解雇しやすく成果主義の強い外国では顕著だが、数字による成果主義を徹底する
数字が伴わない者は容赦なく処分する。注意、減給、もちろん解雇もありえる
成果だけでなく挙動も管理することがある:
細かい報告、勤怠や入退室や開始終了時間の監視など
いわゆるマイクロマネジメント
業績評価として「部下の挙動や成果」を組み込むケースもあり、この場合、部下が弱いと自分の査定にも響くため、上司としては部下に圧をかけてでもやらせることがある