オペレーティングシステム(shige)
バッチシステムからTSSへ!!
汎用コンピューターにて業務データを処理する際は、都度データを運んでいては非効率的であるため、ある程度データ量が集まった段階で処理を依頼していた。
故にバッチ処理は“一括処理”とも呼ばれることがある。
TSSとは、メインフレームなどの大型コンピューターに複数の端末が接続された環境で用いられたコンピューターの処理形態のひとつで、1台のコンピューターが短い間隔で処理を順次切り替えてゆくことで、複数のユーザーが一台のコンピュータを共有して利用することを可能にする方式のことである。
TSSでは、CPUがひとつの処理における実行時間を細かく区切り、強制的にそれを切り替えてゆくことで、複数のユーザーが同時にコンピュータを共有することを可能にしている。
OSはどのようなことをしてくれるのか。
リソースの管理(プリンタに二人同時に出力したら混ざる、ディスクにデータをどう格納するか、変数をメモリのどの部分に格納するか、誰がアクセスできるかなど)
機能の抽象化(名前や拡張子、アクセス方法、低レベル操作やデザインレベルでの抽象化)
プロセスの状態
Rinning(実行中):CPUを使っている、まさに実行中状態
Ready(実行可能):CPUを使って実行状態になれるけど、CPUが空いて、自分順番が回ってく るのを待っている状態
Wait(待ち):I/O(入出力)など処理ために、待ち状態にあるプロセス
スレッドは同じメモリ空間で動いている(変数共有可能)
プロセスが違うとメモリ空間が別(変数を共有することができない)
メモリー:コンピュータのプログラムやデータが記憶される。メモリーアドレスが付与され1つのメモリアドレスに1バイト(8ビット)。
レジスタ:CPUに内蔵されメモリと比べ格段に高速にアクセスできる記憶回路
汎用レジスタ:CPU内部の記憶装置であるレジスタの一種で、特定の用途や機能を持たず、状況に応じて様々な用途に用いることができるように用意されているもの。
ALU (Arithmetic Logic Unit) 論理演算装置 :CPU 中核になり四則演算や論理演算、ビットシフト操作などを処理する回路
アキュムレータ:ALU 演算結果を保持するレジスタ
CPUの基本動作
指示されたメモリー番地から命令を読み込む⇨命令を解析する⇨命令を実行する⇨プログラムカウンタを次へ進める
ムーアの法則:集積回路上のトランジスタ数「18か月(=1.5年)ごとに倍になる