課題1 階層データの視覚化
71975477 倉橋真菜
G空間情報センターが公開している全国の人流オープンデータ(https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/mlit-1km-fromto)から、2020年の東京都のデータを、QGISを用いて1kmメッシュのラスタ型式で視覚化した。人流データは、各月の1ヶ月間における1日あたりの滞在人口平均値となっており、各月のデータを全て結合し2020年の平均人流データとした。
出力データ↓
https://scrapbox.io/files/61f66707d478c8001df5cc2f.png
連続値による色分けの詳細↓
https://scrapbox.io/files/61f667594d4d87001dd5babd.png
・この結果から読み取れること
東京都を東西に分けた時、全体的に東側(主に23区)でのデータの値が大きいことがわかった。23区内では企業や施設、また公共交通機関の発達により移動の目的や手段が多いため、人流の変化も大きいのだと考えた。また、特に東京駅周辺地域ではもっとも高い値が見られる。この地域での主な滞在人口の変化の要因となっているのは、東京都外からの人口であるということだと考えられる。人流変化の少ない地域を見ると、人流変化のあるメッシュは大方直線上で結ばれていることから、公共交通に沿ったものだと推測ができる。
・感想
今回出力したデータは12ヶ月分を合算したものだったため、各月でのデータの比較をすることによって今回以上の予測も可能になると感じた。QGISでは路線図や施設など他のデータを含めた考察も可能なため、求めたいデータに関わる要因となる事象をデータとともに算出できる点が素晴らしい。使用方法が難しかったが、研究に役立てていきたい。
【参考】
・全国の人流データ
https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/mlit-1km-fromto
・都道府県別1kmメッシュデータ
https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/npli-pref-1km