履修選抜課題
夏には東京オリンピック/パラリンピックがあり、世界中がコロナ禍の大会の結末に不安を抱えつつも終焉を迎えた。
私はその中に聴覚障害者向けの新たな可視化を発見した。
パラリンピック開催中は基本的にNHKのみが競技中継を置こうなうため、嫌でもNHKを見ることになる。その中に、NHKが新たな試みとして「ユニバーサル字幕」というものを導入していた。
通常、生放送番組における字幕はリアルタイムで出演者がしゃべるものを書き起こしているため、書き損じや追い付かないこともあり非常に不安定な要素を含んでいる。その不安定な要素を完全体に近づけた取り組みが「ユニバーサル字幕」である。これは番組開始時間を30秒早めて収録をすることで、30秒間に字幕を打ち込み、実際に放送される映像と字幕にラグを発生させないような取り組みである。
私はビジュアライゼーションとは革新的な技術によってもたらされることではなく、身近なことを少しの工夫で変化をもたらせるのではないかと考えている。
私は主にGUIとアニメーションを趣味で制作する程度であるが、新たに情報の可視化という部分に興味を持っている。普段触れないようなデータからどのような視覚化が可能なのか考えていきたい。