IQリテラシー
大西拓磨さんがどっかのツイートでIQのリテラシーについて述べていたのを見た 自分も、IQの世間での扱いについてモヤるところがあったのでまとめた
詳しい解説
標準偏差やテスト名とセットでないと実質なにも意味がない
子ども向けのIQテストには偏差値型ですらないものがある
star_field.iconは有名な田中ビネー知能検査を小学生の時に受けたときはとりうる最高点のIQを出した ウェクスラーで高いIQを出す人は本当に高IQ
ただ、あくまで1回のテストの結果なので重要視しすぎるのもよくない
IQは生涯変わらないとされているが、精神年齢考慮型の知能検査ならば、他の子供よりもいち早くその能力を発達させることで(すなわち「おませ」な)、一時的であってもIQ値自体は高いものが得られる。15才にもなれば周囲の子供達の成長が追いつき、脳の成長度合いが均されるため、IQ算出上の「精神年齢」という恩恵が得られなくなり、突出した数値は出にくくなることから、収束すると考えられる。私個人の見解としては18歳以降に受けた成人知能検査の値しかあてにならないと感じている。 そもそもの目的
知能や発達が一般的な水準と比べてどのくらいか、どのようなことが得意で、どのようなことが苦手なのかを明らかにするための検査です。検査を受ける方の得意分野、苦手分野がわかるため、今後の生活がしやすくするためのヒントが得られます。 上記の理由から、たとえば言語性IQは〇点で、ワーキングメモリは△点で......のように個別の分野の得点のバランスや傾向を見ていくと自分の特性がわかる有効なテストである が、よく取りあげられる全分野の平均点はあんまり意味ない自慢にしか使えない(しかも大抵sd無表記)
もちろん特定の能力しか測定できない
ので、歴史上の偉人のような「歴史に残る画期的なことをする能力」はさすがに測定できない
IQテストのスコアは時代が進むほど平均点が上がっていくという仕様があるのでしょっちゅう改訂されている(改訂される必要がある)
フリン効果(フリンこうか、英語: Flynn effect)は、流動性知能と結晶化知能(英語版)の両方のテストスコアの大幅かつ長期にわたる上昇傾向のことを指す IQテストは定期的に更新される。たとえば、元々1949年に開発された児童向けウェクスラー式知能検査(WISC)は、1974年、1991年、2003年、2014年に更新された。改訂版は、標準化サンプルにおける試験受験者の成績に基づく。IQ 100の標準スコアは、標準化サンプルの成績の中央値と定義される。したがって、時間の経過に伴う基準の変化を確認する1つの方法として、同じ受験者に同じテストの新旧両方のバージョンを受験させる調査を実施することが挙げられる。そうすることで、時間の経過とともにIQが向上することが確認される。 民間のIQテスト
ウェクスラー式では測れないようなIQ160以上の範囲の知能を測定する
これらのテストはいわゆる「パズル」「行列推理」などがメインの偏ったものである やりたい人がやって高いスコア出たら喜ぶみたいな感じのやつ
つまり医学的な要素はない