オリエント
〇農耕の開始
⇒狩猟採集生活から定住への移行(日本における縄文から弥生への移行との連関)
農耕を伴う集団生活によって貧富の差が発生(農作物、土地など様々な象限で)
生活の指導者の誕生によって共同体の階層構造が明確化され、群れから国家への転換が開始
※土地と人種により区分される現在の領域国家とは異なり、狭い範囲でゆるく人間同士がつながる都市国家の様相を呈していることに注意
神官を指導者(王)として執政を行う神官政治がとられる ⇒共同体指導者の権威付けとして神が用いられ、神の代弁者たる神官が神の啓示のもとに指導を行う
・大河川流域では頻繁に洪水が発生、洪水によりもたらされた肥沃な土地における大規模農業や治水工事のための人材動員には強力な統治体制が必要⇒超人的で普遍的な権力である神の利用
半神半人の王ギルガメシュ(神官をモデルとした?)が神の被造物であるエンキドゥと意気投合し、現在のレバノン周辺に広がる杉の原生林を守る精霊フンババを殺害し杉を持ち帰る 紆余曲折ありエンキドゥは死亡、ギルガメシュは不老不死を追い求めるも神を畏れなくなった人への罰である洪水の歴史を聴かされる。しかし彼の決意は変わらず、神の世界への長い旅の中で神となり、この世界へは帰らぬ人となる。
⇒大河川流域特有の洪水への根源的恐怖(洪水神話は旧約聖書やクルアーン等にも存在)
ギルガメシュ叙事詩は口伝され、最終的に粘土板に楔形文字で刻まれ現在まで残存 (楔形文字:葦の茎で粘土板に書かれた文字。イギリスのローリンソンが解読) ウルにて用いられた軍旗。青色の染料にアフガンにて産出するラピスラズリが利用される
⇒アフガン方面との交易が推測
アッカド人を中心とする国家。サルゴン1世により建国される。シュメル人の都市国家を征服、その様態を都市国家から領域国家へと転換させる。 (アッカド王国は帝国なのか?)
気候変動による旱魃、他民族との抗争により崩壊。その後ウル第三王朝の成立までまとまった国家の記録が存在しない空白時代が生じる。
シュメル人を中心とした最後の王朝。アムル人、エラム人の侵入により疲弊し崩壊。その後、様々な民族集団が群雄割拠するイシン・ラルサ時代となる。
ウル第三王朝にて制定された法典。
損害賠償に重きをおいた法体系であり、統一された社会正義に基づいた共同体運営の志向がみられる。
アムル人を中心として成立。乱立する諸王朝を制圧し領域拡大。シュメル人王朝の後継としての意識を持ち、バビロンを都としてハンムラビ王の治世に全盛期を迎える。 ハンムラビ王はハンムラビ法典を制定。同害復讐法(目には目を)、身分法(自由人↔奴隷)が重点。