部品の干渉チェック
概要
組立てたときに部品どうしがぶつかり,うまくはまらないことを干渉という. これは,3D CAD でデータを重ねてみることである程度予防できる.また,簡易的には紙に印刷して重ねるだけでもよい.
基板上での部品の干渉
kicadにはエリア同士が重なっていると基板設計時のDRCでエラーを吐くようにできるコートヤード(F.CrtYd/B.CrtYd)レイヤーがあります。スイッチ同士、スイッチとネジ、コネクタ類の基板上での干渉ミスを減らすことができるので確実なサイズをフットプリントで設定してあげましょう。
組立て時の干渉
3Dデータを重ねて表示できるソフトウェア
フリー
Blender(ポリゴンモデラなのであまりおすすめはしないlunar0.icon)
FreeCad
一部無償
Fusion 360(万人向けlunar0.icon フィギュアもしくは凝った曲面を作らないならこれhsgw.icon) 有償
Rhinoceros (lunar0.iconの偏った趣味に基づく個人的おすすめ)
3Dデータを出力できるソフトウェア
KiCad
部品の3D形状がライブラリにあれば,出力される STEP ファイルにも反映される.
基板形状を出力して確認するだけでも穴位置のミスは減らせる.
Pcbnew で File → Export → STEP...
https://gyazo.com/5b7837fd084a8032003ab44b805215fd
2Dデータを出力できるソフトウェア
KiCad
dxf形式で各レイヤをエクスポートできます。
フットプリントなどで事前準備は必要ですが外形(Edge.Cuts)+Dwgs.Userでプレートの形状を出したり、コネクタ・ネジ位置を簡単に他の2D/3DCADへ持っていけます。
プロット→出力フォーマット:DXF、出力ディレクトリーを指定→含まれるレイヤーで出力するレイヤを選択→DXFオプションのアウトライン(ポリゴン)モードで~のチェックを外す→製造ファイル出力
https://gyazo.com/15164be7501f0219dbcdd401f3777654