ALPS SKCM/SKCL
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埃一粒でも入ると爆死する。
もう製造してない。Matias、TaiHao APCなどのALPSクローンはSKBM・SKBLのクローン(パーツ数を減らしてコストカットしている)。 とにかく複雑な構造。Complicatedの名は伊達ではない。通常のバネ以外に反バネを使ってリニア以外の感触を作り出している。
反バネを取れば、ほとんどのスイッチはリニアになる。
タクタイル系では、(ほとんどの場合)軸が反バネを超えた時にタクタイル感が生まれる。
クリッキー系では、反バネが軸側へ屈折した後、跳ね返ってハウジングを叩く。
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入手が困難で人気が高いため、値段が高騰中。
茶軸は一個500円ほど。
タクタイル緑軸は一個1000円で手に入ったら安い方。キーボード一つだと数十万円でも買い手が殺到して戦争状態になる。
プレートの厚さは1.2mm指定。案外1.6mmくらいまでスイッチ自体はぎりぎり行けるが、スタビライザーなどがうまく入らなくなる。 キャップ探しが地獄。
時間が経つにつれ、コストカットが行われた。
初期が一番手間暇かかったデザイン。
感触も一番良い。
「松」ハウジングと呼ばれることがある。
英語コミュニティーでは「Pine housing」と直訳されている。
後期になると接点を小さくしたり、潤滑剤を塗らなくなったり、上ハウジングのデザインを簡単にしたりなど、劣化していった。
「竹」ハウジング。
英語も直訳で「Bamboo housing」。
末期には完全劣化版を設計して、生産をForward Electronicsに丸投げした。
ほとんど買う価値がない「梅」ハウジング。
良すぎた結果、生産コストが上がりすぎてMXに負けた感じ。
この劣化版がSKBL・SKBMシリーズ。購入時には間違えないように。
接点プレートはほとんどのスイッチ(茶軸等を除く)で似てるか全く同じ物。壊れたら他のスイッチから取って交換することもできる。
スプリングだけには通常タイプの潤滑剤を使って音を減らせる。
その代わりクリッキー系のスプリングに潤滑剤を塗ってしまうとクリック音が減ってしまう。