プレートの素材と特徴
アルミ
一番無難。
低コストでレーザーとCNCで加工できる。
クッション性のある、プレート自体がバネみたいな弾む底打ち感。
タクタイル系との相性が抜群。ほかのスイッチとも合う万能な素材。
迷ったらまずこれ。
5mm プレートになるとそれなりに固くなる。
静音性も増す。
弾性率 70GPa
真鍮
二番目によく見る素材。
コーティングが何もないとすぐに酸化してくる。
とても柔らかく、指にやさしい底打ち感。
静音性にとても優れている。
リニア特化ボードには欠かせないオプション。
リニア以外にも、底打ちを和らげたい時には活躍する。
5mmプレートになると固くなるが、厚いアルミプレートと比べると若干柔らかい。
静音性も抜群。
弾性率 100-125GPa
鉄、ステンレス
OEMキーボードなどにはよく使われる素材。
レーザー加工は安いが、CNCだと高くなる。
とても固く、底打ちがとてもシャープになる。
長い間使用すると指が痛くなる。
ほとんどの人は好んで使わないが、固い底つき感が好きな人にはありがたい安いチョイス。
錆びには要注意。
これほど固くてCNCしずらい材料をを5mmプレートにする人はいない。
弾性率 210GPa
ポリカーボネート
半透明で見た目は良い。
レーザーカットすると有毒ガスが出るので、CNCが一番。
とても柔らかく、割れるよりは曲がる感じ。
柔らかい素材なので底打ちも優しい。
ほとんどプレートがスイッチを支えてないので、PCBの感触がよく伝わる。
5mmプレートで人気の材料の一つ。
柔らかさを最大に生かすため、半プレート(Modifierのみにプレートがあり、AlphanumericはPCBマウント)として使われることも多い。
弾性率 2-3GPa
アクリル
ポリカと共に人気のプラ系材料。レーザー加工が非常に楽で値段もとても低い。
色や見た目は様々。
ポリカと逆で、それなりに簡単に割れる。厚さは最低限で3mmほどは欲しくなる。
打つ感覚はポリカと似ている。
5mmプレートはレーザーでは加工しずらいので、5mmとなるとポリカを使う人の方が多い。
ポリカと同様に半プレートとしても使われる。
弾性率 2-3GPa
カーボンファイバー
見た目は好む人と嫌いな人に分かれる。
切ると有害な粉が出る。
アルミ以上に弾力があって、底付きと同時に弾む。
静音性には適してない。
その代わり、クリッキー系のスイッチとの相性は抜群。
5mmプレートを作る人はいないが、1.5mmよりもちょっと厚い方が感触と音が良くなるという意見もある。
弾性率 40-60GPa (一般的な織物)
FR4
PCBの素材。
とてつもなく安く加工できる。
PCBとして作れば、デザインや装飾をすることも可能。色も数種類から選べる。
ファイバーグラスなので、感触と音はカーボンファイバーと似てる。
見た目以上の強度がある。
最近ではポリカとカーボンファイバーの間の素材として人気になってきた。
超低コストキーボードにはありがたい素材。
厚さはMX用は1.6mm、アルプス用は1.2mmのPCBを使うのが一番。
弾性率 21-24GPa